初心者から畑を始める場合、ホームセンターや園芸店などえ、一から道具を揃える必要があります。
この記事では、
・まったくの初心者だけど、畑で家庭菜園を始めたい。道具は何を揃えたら良いのかなあ。
という疑問にお答えしていきたいと思います。
この記事の信頼性
この記事の筆者は家庭菜園を始めて5年以上になります。市民農園での露地栽培とプランター栽培で30種類以上の野菜栽培を行っています。私もまったくの初心者から始めましたので、経験から感じたことも含め、初心者の方の疑問に一つでもお答えできれば幸いです。
実は、道具を揃える必要がない貸農園もあります。詳しくは、こちらの記事「シェア畑知っていますか。手ぶらでOK。初心者でもサポート付きで安心です。」を参考にしてください。

畑の初心者が家庭菜園の畑作りで最初に揃えたい道具
初心者から畑で家庭菜園を始めた私の経験からまず揃えておきたい道具をお伝えしていきます。
栽培する野菜によって必要になる道具もありますので、ここでは、
・必ず揃えたい道具
・できれば揃えたい道具
に分けて順番に説明していきます。
畑の初心者が必ず揃えたい道具
まずは、必ず揃えておきたい道具です。色々なご意見があると思いますが、私が考えるものは以下の通りです。
・くわ(鍬)
・シャベル
・ハサミ
・スコップ(移植ごて)
順番に説明します。
くわ(鍬)
くわ(鍬)は、畑を耕すために必須の道具です。
土を耕す以外にも畝を立てたり、土を寄せたりするために使います。除草にも使えます。
一般的なホームセンターで売っているものは柄が木製のものが多いですが、個人的には、ステンレスアルミ製をおすすめします。
木製の鍬は、重いだけでなく、屋根下に保管できないと、劣化が早く、私が最初に購入したものは3年で折れてしまいました。
2代目に買ったステンレスアルミ製のものは軽くてとても使いやすいです。
シャベル
シャベルは、主に土を掘るために使います。
くわ(鍬)よりも深く掘ることができますので、シャベルで掘った後に鍬で確り耕すことで、ふかふかの土ができます。
ジャガイモやサツマイモ等、イモ類の収穫にも活躍します。
シャベルも劣化しにくい柄が金属のものがおすすめです。
ハサミ
ハサミは園芸用のハサミでOKです。
トマトやピーマンなどの果菜類、ニラ、わけぎなどの葉物の収穫や、麻ひもを切るときなどに使います。それ以外にも、枯れた葉を切り落としたり、マルチをカットするときにも使えます。
どんなものでも良いですが、園芸用の確りしたものを購入しておくと長く使えると思います。
スコップ(移植ごて)
小型のスコップです。
基本的な使い方は、苗の植え付け時に土を掘ることに使います。それ以外にも土を混ぜたり、除草に使ったりと様々な場面で役に立ちます。
100均で売っているスコップで十分ですが、お好みで園芸用なども検討してみてください。
畑の初心者が出来れば揃えておきたい道具
続いて、畑の初心者ができれば揃えておきたい道具について説明していきます。
リストアップすると以下の通りです。
・じょうろ
・支柱
・麻ひも
・備中くわ
・マルチ
・除草カマ
順番に説明していきます。
じょうろ
言わずと知れたじょうろ(ジョーロ)です。
小学校などで使った記憶もあるかたも多いと思います。
野菜に水をあげるための道具です。
畑での野菜栽培はプランターなどとは違い、水やりにそれほど気を遣う必要はありませんが、真夏で晴れの日が続いたときなど、水やりが必要な時があります。
また、苗を植えた直後などは、根を活着させるため水をしっかりとあげる必要がありますので、一つ準備しておくと便利です。
なお、水道が近い場所に畑がある場合はホースでも問題ないと思います。
どんなものを選んでも大きな差はありませんが、小さいと何度も水をくむ必要があるので、ある程度大き目のものを選ぶと良いです。
支柱
支柱は必ずしも、必要ではありませんが、育てる野菜によって必要になります。
特に夏野菜については、トマト、キュウリ、ナス、など、主役のほとんどが支柱を必要としますので、事前に準備しておいて損はありません。
必要な本数は、何を育てるかによって変わりますので、必要になったときに追加すれば大丈夫でしょう。100均で売っているもので十分です。
麻ひも
麻ひもは、
夏野菜などを誘因(支柱やネットなどに野菜の茎や蔓を縛る)する際に使います。
こちらも100均で売っているので十分です。
備中くわ
備中くわは、先端が3つに分かれた鍬です。
通常の鍬より深く耕すことができるため、大根や芋など根菜を育てるときに役に立ちます。
あったら便利ですが、なくても問題にはならないです。気になる場合は、誰かに借りて使ってみると良いです。「気に入ったら買う」程度で十分です。
マルチ
マルチは、畑の畝(うね)の保温、保湿、防草に役に立ちます。
なんとなく、農家や家庭菜園上級者が使う道具と考えがちですが、個人的な経験から言えば、初心者は畑1年目から使ってほしい道具です。
詳しくは、こちらの記事「【初心者OK、メリット大】家庭菜園でマルチシートは必要?」を参考にしていただければと思いますが、とにかくメリットしかありません。

是非検討してみてください。最初は、黒マルチで十分です。
除草カマ
除草カマもあると便利です。
小さなカマですが、根っこから除草ができるので、とても便利です。加えて、葉物野菜の栽培などでは、土寄せ、中耕(畝の表面を耕して水はけなどをよくすること)にも使えてとても便利です。
個人的には、最初から揃えても良い道具だと思います。100均でも売っていますので、それで十分です。
防虫ネットとトンネル支柱
野菜を虫から守るために防虫ネットとトンネル支柱もあると便利です。
特に秋冬野菜の中心である、大根や白菜は、まだ虫が活動しているころに栽培しますので、虫がつきやすいです。
シンクイムシにやられると結構ダメージが大きいです。
初心者が畑を始めるときにあると便利な道具
その他にあると便利な道具ということで、いくつかご紹介しておきます。
以下の通りです。
・カマ(鎌)
・ホース
・レーキ
・塩ビパイプ
順番に説明していきます。
カマ(鎌)
畑では放っておくと雑草がボーボーになりますので、そんなときにカマ(鎌)があると草刈りに便利です。ハクサイ、キャベツなど根元からカットして収穫する際にも使えます。
ホース
畑から水道が近い場合など、水やりにホースがあると便利です。
ホースリールなどを使うと便利ですね。
レーキ
レーキは、土をならしたり、表面を平らにしたり、畝を作ったりすることができます。
また、雑草を刈り取ったり、集めることもできます。
私の畑はせまいので、使ってはいません。
塩ビパイプ
塩ビパイプは無くても大丈夫ですが、畝を綺麗に平らに作りたいという方には便利な道具です。
畝を立てたあと、最後に塩ビパイプで表面をならすと綺麗に表面が平らになります。
NHKの趣味の園芸野菜の時間でよくやっていますので見たことがある方もいるかと思います。
まとめ
いかがでしょうか。
この記事では、
・まったくの初心者だけど、畑で家庭菜園を始めたい。道具は何を揃えたら良いのかなあ。
という疑問にお答えしてきました。
道具は色々とありますので、最初に全て揃えようとはせず、必要に応じて買っていくのが良いと思います。育てる野菜を考えながら道具を揃えていくと楽しめると思いますよ。
この記事が何かの役に立てば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。