昨年の『第71回カンヌ国際映画祭』において、
日本映画21年ぶりの快挙となる最高賞パルム・ドールを受賞したことも記憶に新しい
是枝裕和監督の『万引き家族』(2018年6月8日公開)が、
7月20日、フジテレビの『土曜プレミアム』(毎週土曜後9:00~)にて本編ノーカットで地上波初放送されました。
録画した「万引き家族」を妻と見ていたところ、妻からこんな質問をされました。

なんで地上波初放送っていうの?

え?テレビに初登場するからじゃないの?あ、でもそれならわざわざ「地上波初」って言わなくていいよね。なんでだろう?
私もすぐに答えられなかったので、少し調べてみました。
地上波初放送(初登場)とは
テレビ放送は大きく地上波放送とBS(衛星放送)に分かれています。
いわゆる地デジってやつが地上波ってことですね。
今回の「万引き家族」はフジテレビ(東京で言えば8CH)でしたので、地上波での放送ということになります。その地上波での放送が初めてだったので、「地上波初放送(初登場)」というわけです。
では、他で放送されていたのか、ということですが、地上波以外の、CS、BS、ケーブルテレビなどで、対象となる作品が過去に放映されていた場合、「テレビ初放送(初登場)」と言えなくなってしまうので、
「地上波初放送」という言葉になるということですね。
TV初放送(初登場)との違い
既にご理解いただいていると思いますが、「地上波初放送(初登場)」と「テレビ初放送(初登場)」との違いは、
・その作品が過去地上波以外(BS,CS,ケーブルテレビ)でTV放送されたかどうか
によって表現を変えているということです。
これで、使いわけができますよね。
BS、CS、ケーブルテレビの違いってなに?
ついでに、BS、CS、ケーブルテレビの違いについても調べてみました。
BSは放送衛星を使った衛星放送
CSは通信衛星を使った衛星放送
CATVは放送を受信したCATV局が各戸に有線で放送を届ける仕組み
CATVは(Community Antenna TeleVision )の略で、地元にある局から、ケーブル回線を通じて電波が届く仕組みになっています。
まとめ
いかがでしょうか。
私自身もよくわかっていなかった「地上波初放送」と「TV初放送」との違いが良くわかりました。
この記事が皆さんの何かの役に立てば幸いです。