酒田旅行記、今回は、酒田市街から東に20-30分ほどにある松山歴史公園と同公園内にある松山文化伝承館をご紹介します。
松山歴史公園
江戸時代に築城された松山城跡に開園された公園ですが、
保存されている大手門は寛政4年のもので、山形県内唯一の城郭建築で、
東北地方でも弘前城とこの松山城だけが現存しているものだそうです。
さかたさんぽのパンフレットの扱いはさほど大きくないですが、非常に貴重な史跡ですよね。
入園料は無料です。
こちらが大手門です
この松山城の大手門は、戊辰戦争後、新政府により東北地方の城郭が取り壊されていく中、城郭の取り壊し状況を視察にきた政府の役人とその役人を接待した方が旧知の縁だったということで、取り壊しを免れたということだそうです。
貴重な歴史的建造物が一つでも残されたことは非常に意義のあるものですね。
お盆の期間とGW等限られた期間だけ開放しているという大手門の2階にも入らせてもらいました。だだっ広い畳の部屋ですが、当時は鉄砲の玉等の弾薬庫として使っていたとのこと。
大手門2階からの眺めです。
右側に見える芝生のあたりに藩主のお屋敷があったそうです。
小さな藩だったので、財政的に本丸をつくる余裕なかったとのことです。
大手門は多門楼とも呼ばれていて、城の北側を守るということで、多聞天が祭られています。
見学にさほど時間はかかりません。貴重な史跡だと思いますので皆さんも是非覗いていかれると良いと思いますよ。
松山文化伝承館
松山歴史公園内にあります。
藩政時代の武具甲冑、歴代藩主の書画軸、郷土画家の作品などが収蔵されています。
概要
開館時間 | 午前9時から午後4時30分 |
休館日 | 月曜日(祝日・祭日の場合は翌日)、12月29日から1月3日 |
入館料 | 一般:360円 高校・大学生:250円 小・中学生:100円 幼児以下:無料 |
外観です。新しい建物でとてもきれいです。
お盆の期間中、無料(入館料は別途)で甲冑を着ることができるということで、子供に着せて記念撮影をしました。
刀もあって、甲冑を着てチャンバラ風な遊びをして子供たちも大満足でした。
甲冑は大人サイズもありますよ~
第一展示室は
「松山の歴史と文化」ということで松山藩時代の歴史と文化に関連する品が展示されています。
本物の甲冑。
大手門に載っていた鯱です。
建築から200年ほどたち劣化してきたので、しゃちほこを交換し、古いものを展示しているものです。
当時の松山城を偲ぶ絵図です。
第二展示室は「郷土の偉人コーナー」ということで
阿部次郎氏他の松山出身の偉人が紹介されています。
特別展示として「松山の宝展」も開催されていました。(写真撮影不可)
こじんまりとしたところですが、施設も新しくきれいで、なによりもスタッフの方々が非常に親切丁寧に説明してくれるので、本当に松山の歴史・文化についてよく理解することができました。
本当にありがとうございました。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は、酒田旅行記の中で、松山歴史公園とその公園内にある松山文化伝承館を紹介させていただきました。観光ガイドなどでの扱いは大きくないですが、歴史的建造物が見れることや鎧兜を身にまとってチャンバラ気分を楽しめるといった点で子供も大人も楽しめる場所だと思います。
この記事が皆様のお役に立てば幸いです。