鶴岡市にある羽黒山の出羽三山神社を訪れました。
この記事では、
・出羽三山神社の階段はどれぐらいあるの?
・出羽三山神社の階段はどれぐらいの時間で登れるの?
という疑問に実際に登った私の体験を踏まえ、お答えしていきたいと思います。
【出羽三山神社】階段は2446段。かかる時間は?
出羽三山神社は、山形県(出羽国)にある月山、羽黒山、湯殿山の三つの神社を羽黒山頂に三山の神々を合祭している神社です。
山庄内地域屈指のパワースポットとしても有名だそうです。
早速、冒頭の疑問についての説明です。
出羽三山神社の階段はどれぐらいあるの?
出羽三山神社の階段はどれぐらいあるの?という質問に対する回答は、
2,446段
です。タイトルにも書いてあったので、答えは直ぐにわかったと思います。ちなみに香川県の金刀比羅宮(こんぴらさん)の階段も有名ですがこちらは1368段です(私も登りました)ので、その1.5倍はあり、ダントツの日本一の神社の階段だそうです。
実際に上ると分かりますが、こんぴらさんよりも急な階段が続きますので結構しんどいです。
出羽三山神社の階段はどれぐらいの時間で登れるの?
では、2446段もの階段ですが、どれぐらいの時間で登れるのでしょうか。
スムーズにいけば大体50分~1時間程度で登れます。休み休みだと、2時間ぐらいかけて登方もいるようですね。
羽黒随神門側から爺杉や国宝・五重塔を見物しながら2446段の石段を休み・休み歩くこと2時間弱で羽黒山頂にある出羽三山神社へ無事に到着出来ました\(^^)/。、ほぼ予定していた15時までに、いやそれよりやや早め到着出来たりで。ひとまず2446段の石段を完歩出来て、やりきった感に(続く) pic.twitter.com/Lj4m23V3kQ
— LNG-HU8J (@lnghu_aki_787) November 5, 2020
私が登ったときは途中休憩をはさんで、大体1時間から1時間半だったと思います。(ちなみに私はその時、足首を骨折していて松葉づえで登ったアホでございます)
体力に自信のない方や、より安全に登りたい方はトレッキングポールを持参すると安心かもです。(使っている方も何人か見かけました)
出羽三山神社の階段を実際に登った感想など
ここからは、実際に出羽三山神社の階段を登ったときの写真などを交えて感想などをレポートします。
出羽三山神社:羽黒山大鳥居
出羽三山神社へ車で向かうとまず見えてくるのが、この羽黒山大鳥居。
駐車場は広いので駐車できないことはなさそうです。
車を停めて少し歩くと、神社の入り口があります。すぐにわかりますよ。
出羽三山神社:随神門
出羽三山の神域の入り口にあたる随神門。
赤い門が特徴で、気を引き締めて門をくぐります。
出羽三山神社:石畳の参道
随神門をくぐると、石が敷き詰められた石畳の参道。
両側には樹齢300年以上と言われる杉並木が。門をくぐった瞬間に神聖な空気に包まれます。これが神域のパワーなのでしょうか。
山頂まで約1.7キロ。
頑張って登ります。
少しすすむと、さまざまな神が祭られている小さな神社(祠?)がいくつも現れます。
一つ一つ丁寧にお参りしながら進みます。(正しいお参りの仕方かどうかはわかりません)
頂上までに結構な数があります。
出羽三山神社:祓川と須賀の滝・爺杉
昔は、この祓川で身を清めてから山に入っていったとのことです。向こう側に見えるのが須賀の滝です。
橋を過ぎると左手に見えてくる『爺杉』
樹齢千年以上といわれるの杉の巨木で、根元に立ち杉を見上げると何とも言えない杉のパワーを感じました。
妻は「これ以上近づけないような、なにか押し返されるような力を感じた」と表現してました。近くに婆杉というものもあったようですが、なくなってしまったそうです。
出羽三山神社:五重塔
爺杉から少し進むと国宝『五重塔』です。
参道の左手、杉並木の間から見えてくる五重塔はまさに素晴らしいの一言。
約600年前に再建されたものとのことですが、すごいの一言です。
出羽三山神社の階段
五重塔を過ぎると長い階段が続きます。
段数はご説明したとおり、2446段。
覚悟を決めて進みます。それにしても急な階段だ。。。。
急な登り階段は全部で3か所で、1の坂、2の坂、3の坂とよばれているようです。
「1→2→3の順できつくなるそうだよ」とほかの参拝者の方がおっしゃっていました。
まぢか。。。
出羽三山神社:二の坂茶屋
二の坂の階段の中腹に茶屋があります。
こちらで休んでいきましょう。
かき氷をいただきます。
電気がないとのことで昔ながらの手動のかき氷機で作ってくれます。
シロップも透明なもの(なんだろう?)の1種類とシンプルですが、疲れた体にはとてもおいしかったです。
そして茶屋からの眺望がすばらしい!!!
庄内平野を一望できます。
一休みしたらもう一度気合を入れて登っていきます。
残る道のりは半分とのこと。
途中(どのあたりかわすれました)、芭蕉塚というものもあります。
三の坂の階段をのぼると本殿の入り口にある鳥居が見えてきます。
この鳥居が見えればゴールはあと少し。
出羽三山神社:本殿
本殿の三社合祭殿です。
出羽三山(羽黒山、月山、湯殿山)の神社が祀られていて、ここに参拝すれば、3つの神社に参拝したのと同じになるとのこと。
しっかりとお参りします。
そして神社の前にある鏡池。
神が下りたつ神聖な池として、数々の銅鏡が池の中から発見されているそうです。
鐘楼と建治の大鐘。
国の重要文化財です。
まとめ
いかがでしょうか。
出羽三山の神域に踏み入れ、山頂に続く長い階段を上っていると普段の様々な雑念から解放され、ただ上ることだけを考えることができます。
杉並木の参道は神々しく、清らかな心へと変わっていった気がしました。
以前、比叡山延暦寺にも行きましたが、この羽黒山出羽三山神社も負けず劣らず素晴らしいところです。
古くから修験道の地として神聖化されてきた出羽三山、そして出羽三山での修行の一端を見ることができ庄内地方に現存する即身仏。これらの歴史・文化をまとめて世界遺産として保存できないものだろうか。そのように強く思いました。
この記事が皆さんの何かの役に立てば幸いです。