私は、最大3人の子供が同時に不登校になるという体験をしています。
この記事では、
・子供が不登校で悩んでいる。何とか子供に学校に行ってほしいけど、何か良い方法はないかなあ。
・不登校の子供は、今の学校には行きたくないと言っている。転校したら上手くいくのでは?実際に転校に成功した親の話を知りたい。
という疑問にお答えしていきたいと思います。
この記事の信頼性
現在、高校生、中学生、小学生の子供を持つ親です。最大3人が同時に不登校になった時期がありました。今でも、行ったり、行かなかったりという子供もいます。最初は色々と悩みましたが、今では気楽に不登校と付き合って暮らしています。
【改善に成功】不登校の中学生が転校で解決した話
不登校だった私の子供が中学校を転校したことで状況が改善し、不登校が解決したという話です。
この話でお伝えしたいのは、
・転校は不登校を改善・解決する方法の一つ
ということです。
当時の私の状況はこんな感じでした。
・高校生、中学生、小学生の子供が同時に不登校
・欠席連絡、学校から連絡の受電、不登校の相談等に追われる日々
・「なんとか学校に行かせることはできないか」といつも考えている
そんな状況下、相談をしていた方から「環境を変えるって観点で、転校って方法もあるのでは?」と言われ転校が何かのきっかけになれば良いと考えました。
上と下の子供は転校でどうになかなる問題ではないと考えていましたので、中学生の子供の転校を考えるようになりました。
子供が不登校となった理由
中学生の子供が不登校となった、きっかけは、朝起きれなくなったことでした。
朝体が重くてどうにもならないという状況が続き、病院に駆け込むと、「起立性調節障害」とのこと。不登校の中学生には良くある病気だそうです。
その頃、不登校になった理由について、子供から色々と聞いていました。
分かったことが、
・原因はいじめではなかった
・塾、部活、学校で忙しく疲弊していた
ということでした。
ある程度理由が分かったところで、順番に原因を取り除くということをしていきました。
不登校となった理由を取り除いていく
不登校になった原因があるなら、その原因を取り除けば学校に行けるのでは?ということで、以下の対応をしました。
具体的に以下のとおり。
・まずは学校を休んでゆっくり休む
・塾をやめる
・部活をやめる
・夜は早く寝るよう指導
自室に閉じこもっていることが多かった子供でしたが、だんだんと笑顔も出てくるようになり、元気になってきたのを感じました。
それでもまだ学校に行くということはありませんでしたが。
不登校の子供に転校を打診
不登校の原因を解決しても、まだ
・学校には行きにくい
と言っていました。
長く学校を休むと友達と顔を合わせにくいというのは、私もなんとなくわかりました。経験上、気まずいのは最初だけなのですが、子供の気持ちを優先して、無理に行かせることはしませんでした。
そこで、「友達いなくなるけど、転校したら学校に行ける?」と聞いてみたところ、「多分、行ける」と言うので、転校の手続きを具体的に進めました。
不登校の子供の中学校転校手続き
具体的な転校手続きは、当時通っていた中学校の担任の先生、校長先生等の面談を経て、新しい学校への転校手続きを済ませました。
私の子供の場合、「公立(学区外)」⇒「公立(学区内)」への転校だったので、意外とスムーズに行きました。
転校後の新学期(転校の挨拶は無し)
中2で不登校になり、中3の春から転校という流れでしたが、
ある意味子供にとって幸運だったのが、まさに新学期というときに新型コロナウィルスの感染拡大により、学校が始まらず、開始後も出席者を半数に絞るなど、クラス全員が揃うまで、ある程度の心の準備期間があったということでしょうか。
学校側の配慮もあり、転校の挨拶もせず、なんとなくクラスに溶け込めたようでした。
最近でもたまに調子が悪いと休むことはありますが、担任の先生の話を聞いても、友達との交友関係も広がり、学校を楽しんでいる様子とのことで、安心しています。
私の子供の場合、転校が、不登校を解決する方法になったという話でした。長々とお読みいただきありがとうございました。
無理に不登校をやめさせる必要はない
私の体験談をお伝えしてきましたが、いろいろと経験して今感じている結論は、
・無理に不登校をやめさせる必要はない
ということです。
私の子供の場合、たまたま転校が不登校解決のきっかけになりましたが、不登校はダメなことではないと思います。(いまだに上の子、下の子は不登校(ぎみ)です)
なぜ不登校をやめさせたいか
不登校が問題だと思っていた頃、何とかして学校に行かせなければと考えていました。
なぜ、そう考えていたかと言えば、
・勉学の遅れ
・学校で集団生活を学べない
・思い出作りができない
といったことを心配していたからです。
ですが、勉強の遅れは、今の時代、
といったものを使えば、自宅で効率よく勉強も可能ですから、勉強の遅れはそれほど心配しなくても大丈夫だと思います。
また、「学校で集団生活を学べない」についても、集団生活になじめなかったので、不登校になったわけで、それを無理に体験させ続ける必要もないと思います。
「思い出作りができない」という点についても、学校にいなければ思い出ができないというわけではありません。家族で思い出作りをすれば言いわけですから。
というわけで、不登校に悩んで、無理に解決しない方が良いです。タイミングを見て、親が手を差し伸べるつもりでいましょう。
どうしても心配な方は、こちらの記事「子供を心配して疲れるのはもうやめましょう。心配をやめれば子供がキラキラと輝き始めます」も参考にどうぞ。私はこれで考え方を大きく変えることができました。
まとめ
子供の不登校での悩みは尽きないと思います。
この記事では、
・子供が不登校で悩んでいる。何とか子供に学校に行ってほしいけど、何か良い方法はないかなあ。
・不登校の子供は、今の学校には行きたくないと言っている。転校したら上手くいくのでは?実際に転校に成功した親の話を知りたい。
という疑問に私の体験談をお伝えしてきました。
とはいえ、転校が解決方法のすべてではないと思いますので、焦らずに、大丈夫だと思ってください。今の時代、学校に行かなくても将来子供たちが稼いで生活していく方法はいくらでもあります。
まずは、子供の様子を見守って、タイミング良く助けてあげることを考えてあげれると良いですね。
この記事が何かの役に立てば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。