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【おすすめの面白い将棋小説】棋士ノンフィクションやミステリー等【5選】

藤井聡太3冠の活躍などで将棋界が盛り上がっていますが、将棋関連の小説を読むと舞台裏などが分かり一層楽しめると思います。

というわけで、私が読んだ本を中心に主に

・ノンフィクションでおすすめの将棋小説は?

・将棋ミステリーでおすすめは?

といった疑問にお答えしていきたいと思います。

【おすすめの将棋小説】棋士ノンフィクションやミステリー等【5選】

将棋関連の小説はいろいろとあり、人によっておすすめも異なると思いますが、私のおすすめをご紹介していきたいと思います。タイトルは以下の通りです。

順番にご紹介していきたいと思います。

泣き虫しょったんの奇跡

2005年に実施されたプロ編入試験に合格し話題になった瀬川晶司先生の自伝を小説化したものです。

瀬川先生は、中学生で一度奨励会(プロ棋士養成機関)に入会するも、年齢制限(26歳)で退会。その後、大学、サラリーマンと進みつつ、将棋も続けアマ強豪として、プロ公式戦で7割以上の勝率を残していました。

その活躍から異例のプロ編入試験が実施され合格するまでの軌跡(奇跡)が描かれた物語です。

瀬川先生の小学生のころからのエピソードや、奨励会時代の心の葛藤、アマチュア時代、プロ編入試験での気持ちなど、実体験が生々しく描かれています。

特にこころを揺さぶられるのが小学校の先生、将棋センターの人の2人の恩師の支えです。引き込まれて一気に読み進めることができると思います。まだお読みになっていない方には私からの一番のおすすめです。

ちなみに「しょったん」とは瀬川先生のニックネームです。

私がこの本に出合ったのは、2007年頃だったと思いますが、子供の時に大好きだった将棋をまた始めるきっかけになった思い出の1冊です。

小学生の子供向けの児童書版もあります。お子様と一緒に読むのも良いですね。

なお、「泣き虫しょったんの奇跡」映画化もされています。興味のある方はDVDやBlu-rayも出ていますので参考にどうぞ。

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聖の青春

続いては、「聖(さとし)の青春」のご紹介です。

この本は、故村山聖棋士の生涯をつづったノンフィクションの小説です。大崎善生先生著。

村山先生は、重い腎臓病を抱えつつ、名人戦「A級」で戦い、当時羽生先生と互角に渡り合えた数少ない棋士でしたが、名人には手が届かず病に倒れ帰らぬ人になります。

病に侵された村山先生の必死の生き様、名人への熱い思い、森先生のとの子弟関係や羽生世代棋士との交流など、何とも言えない壮絶な人生を小説を通して感じ、涙が止まらない1冊でした。

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小学生の子供向けに児童書版もあります。感想文などに向いていると思いますよ。

オカルト的かもしれませんが、個人的には村山先生の無念が健康体となった藤井聡太先生として生まれ変わらせたのではないかと信じているぐらい共通点が多いです。詳しくは、【都市伝説?】藤井聡太は村山聖の生まれ変わり?【共通点、関係性】を読んでみてください。

【都市伝説?】藤井聡太は村山聖の生まれ変わり?【共通点、関係性】最近、個人的に藤井聡太二冠(記事執筆時点、以下藤井二冠)は故村山聖九段(以下、村山九段)の生まれ変わりではないかと感じています。いくつかの共通点や関連性について解説しています。信じるか信じないかはあなた次第です。...

なお、「聖の青春」は映画化もされています。原作小説と映画どちらも見ましたが、映画はやや端折られたストーリーになっているものの、主演の松山ケンイチさんの好演で良い作品に仕上がっていると感じました。DVD、Blu-rayも出ています。

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将棋の子

3つ目にご紹介するのが、「将棋の子」です。

こちらも「聖の青春」と同じ大崎善生先生の著書です。舞台は奨励会でプロ棋士を目指す若者、少年たちの物語です。

将棋の天才と言われる少年が集まる奨励会でもプロになれるのはほんの一握りです。そして大多数の若者は夢破れて退会していくことになります。この物語は現実であるがゆえにその世界の厳しさが一層引き立っているのだと思います。

冒頭にご紹介した瀬川先生もプロになれず一度奨励会をしていますが、同じような経験をしている若者が毎年いる。青春の全てをかけても叶わない非情な世界だが、筆者がそれを温かく見守っているのが分かる作品。

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マンガもあります。文章を読むのが苦手な方やさらっと読みたい方にはおすすめです。全3巻です。

神の悪手

4つ目は、「神の悪手」です。

ミステリー作家で「どんでん返しの職人」ともいわれる芦沢央先生の作品です。

以下の5作品からの短編集となっています。

・弱い者

・神の悪手

・ミイラ

・盤上の糸

・恩返し

そのうち単行本のタイトルとなった「神の悪手」はまたしても奨励会が舞台。3段リーグで限界に挑む棋士の姿が描かれてる将棋ミステリーです。

芦沢先生は本作を描くために将棋の駒の動かし方から勉強し、将棋教室にも通われたそうです。

神の悪手という言葉は、神様は常に正しい手を指すはずだけど、人間だからこそ神の手を振り払って指す手ということだそうです。

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死神の棋譜

最後は「死神の棋譜」です。

1994年の芥川賞受賞作家の奥泉光先生の作品。奥泉先生は50年来の「見る将」ファンということで、昭和の名勝負である「大山対升田」が書きたいという思いもあって小説になっているそうです。

ちなみに藤井聡太3冠も実は小説の中に登場しているそうです。

まとめ

いかがでしょうか。

私が読んだ本を中心に主に

・ノンフィクションでおすすめの将棋小説は?

・将棋ミステリーでおすすめは?

といった疑問にお答えしてきました。私が知っている作品は限られますので、まだまだ沢山名作はあると思われます。

これも面白いよという作品があれば是非教えていただけると嬉しいです。

この記事は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。

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はぴねこ
ただの猫好きおじさんです。様々なきっかけで仕事に縛られず残りの人生を楽しんで生きようと決めました。楽しかったことや役に立つことを発信していきたいです。

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