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本物のみりんは味が違う。みりん風調味料との原材料などの違い、おススメの本みりんを紹介。

煮物など、普段の料理に欠かせない「みりん」。

「みりん」と一言で言っても、みりん風調味料から、伝統席製法の本みりんまで様々です。

この記事では、

・みりん風調味料と本みりんの違い

・(本物のみりん)伝統的製法のみりんと、一般的な本みりんの違い

・我が家で使っているおススメの本みりん(伝統的製法)

などを中心にご説明していきたいと思います。

みりん風調味料と本みりんの原材料、製法、特徴の違い

世の中にみりんとそれに近い調味料は沢山あります。どのような違いがあるのでしょうか。

違いは、原材料・製法です。

「伝統的製法の本みりん」は、原材料が、もち米、米麹、本格焼酎で、熟成に2年ほどかかりますが、「みりん風調味料」は、水アメやブドウ糖に、化学調味料を混合して造る、といった違いがあります。

みりん類の原材料と特徴を表にまとめると以下のようになります。

種類原材料特徴
伝統的製法の本みりんもち米・米麹・本格焼酎
  • 江戸時代に確立された日本の伝統的な製法により作られる本みりん。
  • 本格焼酎に蒸したもち米と米麹を加えて仕込み、じっくり熟成。(熟成は2年程度)
  • アルコール分は14%
  • 酒類(お酒)
  • さわやかな甘味と自然の旨みをもち、そのまま飲んでも美味しい
標準的製法の本みりんもち米・米麹・醸造アルコール・水アメ
  • 戦後、米不足の頃に開発された製法。同量のもち米から、伝統的製法の約3倍量を製造可能。
  • 蒸したもち米と米麹にアルコールおよび水あめを加え、香味を調整して2~3か月で造る。
  • アルコールを14%
  • 酒類(お酒)
  • 飲めなくはないが甘すぎるためあまり美味しくない
みりん風調味料水アメやブドウ糖・ 化学調味料など
  • 合成酒のように化学的に醸造される、みりんに似せた調味料。
  • 水アメやブドウ糖に、化学調味料を混合して造る。
  • アルコールは含まない。
  • 飲めない(飲めたものではないという意味)

みりん風調味料の方が、手間も費用もかかりませんから、価格的にも安くなりますが、伝統的製法の本みりんの方が、手間をかけている分、コクや深みのある味わいが引き出されます。

一番分かりやすい特徴の違いとして、「飲める」かどうかという点があります。伝統的製法の本みりんは、お酒として十分に美味しいものですが、標準的な製法の本みりんやみりん風調味料のように美味しくなかったり、飲めないものもあります。

みりんは、調味料として入れるものですが、そのまま味わって「美味しいもの」、「美味しくないもの」どちらを入れたら料理が美味しくなるか、想像してみれば、明らかだと思いますよね。

本みりんの調理効果

本みりんの調理効果にはどんなものがあるのでしょうか。

本みりんを使うとみりん風調味料などと比べ、料理の美味しさが各段に増します。実際に本みりんには様々な調理効果があることが分かっていますが、

全国味醂協会が紹介している以下の6つの本みりんの調理効果を順番に説明していきます。

・上品でまろやかな甘味

・「テリ」と「ツヤ」

・煮くずれ防止

・深いコクと旨み

・味がしみ込む

・消臭

上品でまろやかな甘味

本みりんの原料である、麹が作り出す甘みは、くどくなくすっきりしています。

また、ブドウ糖やオリゴ糖などの多種類の糖類が含まれるため、砂糖のような単調な甘さではなく、深みのある上品でまろやかな甘味を出すことできます。

「テリ」と「ツヤ」

本みりんはテリ・ツヤに有効な糖類など複数の糖類を含み、加熱されることで膜を作り、料理にテリ・ツヤをつけ、より美味しそうに仕上げます。 砂糖の倍近い照り・つやが出ると言われています。

また、焼き物の場合は、きれいな焼き色もつけることができます。

このテリ・ツヤは、清酒と糖類では出すことができません。

煮くずれ防止

本みりんの糖類とアルコールが食材に浸透し、身(組織)を引き締め、煮くずれを防いでくれます。見た目が良いだけでなく食材の旨み成分を外に逃さないという効果もあります。

深いコクと旨み

化学調味料の不自然な旨みなどと異なり、もち米のタンパク質から生まれる、アミノ酸やペプチドなどの旨み成分と糖類、その他の成分が複雑にからみあって、まろやかで深いコクと旨みが生まれます。

味がしみ込む

本みりんのアルコールが食材に浸透する時に、旨み成分のアミノ酸や有機酸・糖類などの味を一緒にしみこませます。最終的にアルコールは熱で蒸発し、素材の旨みだけが残ります。

消臭

本みりんには、臭みを消す働きがあり、魚の生臭さなどの嫌な臭いを消します。更に、みりんの良い香りが、料理の持ち味をさらに引き立ててくれます。

その他にはも、多少味付けに失敗した場合でも、後から加えることで味を整えられるというメリットもあります。

我が家で使っているおススメの本みりん(伝統的製法)「三州三河みりん」

今までは、スーパーなどで「みりん風調味料」を購入することが普通でしたが、「三州三河みりん」を購入してから、その味の違いにはまってしまいました。

原材料は、もちろん、もち米、米麹、本格焼酎のみです。アルコール度数は13.5%。

三州三河みりんを製造されている角谷文治郎商店さんの紹介がラベルに記載されています。みりん一筋で伝統的製法の本みりんを100年以上にわたって守られているメーカーさんです。ここに書かれている通り、製造に2年もかかる手間暇がかけられたみりんです。

伝統的製法の本みりんの「三州三河みりん」は、コク、味に深みがあって本当に美味しいです。どの料理に合わせても、適当に味付けしても、美味しく仕上がります。

料亭の味って表現するのが良いのでしょうか。(表現が上手くなく伝わらなくてもう訳ありません。。)

そのまま飲んでも、コクのある甘さでまろやかなお酒で美味しいですよ。梅酒のような甘いお酒が好きな方にはおススメです。一度飲んでみて欲しいですね。

色は確りと熟成されているためか、透明ではなくやや赤い色になっています。ウイスキーのような色ですね。

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三州三河みりんの評判・口コミなど

私の感想だけではと思いますので、Amazonでの口コミ・評判をいくつか拾ってみました。Amazonの評価は☆4.6でした。

絶対に三河みりんでないと

10年前から友人に勧められて三河みりんを使っています。
今はもうみりんと言えば絶対にこれです。
高いけれど、それだけの価値あり。
近所には売っていなくて、デパートやコダワリ品を置いている酒屋などまで買いに行っていたのですが、通販でも買えると気がついて便利になりました。

そのまま飲むと…

こっくり甘いです。
でも、あと口が非常にすっきりしています。いやな味が残らない。まるい甘さとふんわりした香りだけが残ります。

みりん風調味料とは別物です。カドが全くない。
他の味醂との違いは、私の舌ではなんとも言えません。
でも、商品説明を見ると、本当に信頼できるメーカーさんだと思いますし、安心して使いたくなります。
また、そのまま飲むと、やはりこの三河みりんがいちばん美味しい。だから、『こちらを使う方が料理も美味しくできてるはず』と思い、使い続けています。二ヶ月に一本使うので、定期便設定ができれば助かります。

味が全然違います

こんなに違うのかと知ってびっくりです。
少し高いですがもう3本目です。
みりんを入れても今まで照りがでない、料理が下手だから、と思っていましたが、みりんの質が悪いと照りがでないのですね。見た目も本当にきれいに仕上がります。煮物が大好きになりました。

まとめ

いかがでしょうか。

この記事では、

・みりん風調味料と本みりんの違い

・伝統的製法のみりんと、一般的な本みりんの違い

・我が家で使っているおススメの本みりん(伝統的製法)

などを中心にご説明してきました。

一度伝統的製法で作られた本みりんを味わってしまうと、みりん風調味料は、敬遠したくなりますね。

興味持たれた方は、一度試してみることをおススメしますよ。

この記事が何かの役に立てば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。

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はぴねこ
ただの猫好きおじさんです。様々なきっかけで仕事に縛られず残りの人生を楽しんで生きようと決めました。楽しかったことや役に立つことを発信していきたいです。

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