家庭菜園で栽培する夏野菜の定番「トマト」(ミニトマト)ですが、苗を買ってきて育てるのが一般的だと思います。
この記事では、
・トマトを種から育ててみたいけどどうすれば良いのかなあ?
・トマトの種を簡単に発芽させる方法はないかな?
・100均で売っているトマトの種で苗は栽培できるのかな?
といった疑問にお答えしていきたいと思います。
この記事の信頼性
この記事の筆者は家庭菜園を始めて5年以上になります。市民農園での露地栽培とプランター栽培で30種類以上の野菜栽培を行っています。トマトは種から育て、毎年数株を露地栽培で、プランターでも栽培経験ありです。
【家庭菜園】トマトを種から育てる方法【発芽法・苗栽培】
冒頭にも記載しましたが、トマト(ミニトマト)の栽培は、苗を買ってきて植えるのが一般的ですが、自分で種から育ててみたいという方もいると思います。
主な流れは以下の通りです。大玉トマトもミニトマトも同じです。
・トマトの種を準備する
・種を発芽させる
・発芽した種をポットに移植
・苗の育苗
トマトは丈夫ですから、初心者でも簡単にできます。苗を植えて育てるのも良いですが、種から育てたトマトの収穫は、育成に時間がかかる分、格別に嬉しいものです。
【トマトの種まき】簡単に発芽させる方法
まず最初のステップです。以下の2つを解説していきます。
・トマトの種の準備
・種を発芽させる
トマトの種の準備
最初にトマトの種を準備しましょう。
トマトを種から苗に育てるには、大体60日程度が必要とされています。トマトの一般的な定植時期は、5月上旬ですから、3月に入ったら種まきが必要になりますので、余裕を持って準備しておきましょう。
前年に種を収穫している方はそれを使ってもOKです。
私は大量に栽培するわけではないので、いつもはコスパの良い100均の種を使っています。(100均の野菜の種については、「【実績あり】100均ダイソーの野菜の種で栽培できる?種類は?」で解説していますので参考にどうぞ」)
今回はミニトマト「イエローアイコ」を育てます(100均では売っていません)。以前育てたらとても甘くて美味しかったので、今回は2度目のチャレンジです。
育てたい品種を決めていない方は、「イエローアイコ」はおすすめです。
トマトの種を発芽させる簡単な方法
トマトの一般的な定植時期は、5月上旬ですから、3月に種まきが必要ということは先述の通りです。
通常、種袋の裏面に発芽適温が記載されています(以下画像左上)。このトマトの場合、20~30℃となっています。
2月に種まきをするの外はまだ寒く、とても30℃以上にすることはできないですよね。
ビニールを掛けて簡易温室を作るという方法もありますが、私がおすすめなのは体温で発芽させる方法です。とても簡単なのでぜひやってみてくださいね。
準備するものは以下のとおりです。
・トマトの種
・水
・ティッシュ、キッチンペーパーなど湿らせる紙
・ビニール袋
まず、ティッシュ(キッチンペーパーでもOK)を水で湿らせます。こんな感じです。水が搾れるぐらいの状態にします。
ビニール袋はチャックがついているものを使います。
湿らせたティッシュの上に種を置きます。
袋に入れます。
あとは、ズボンのお尻のポケットやシャツの胸ポケットなどに入れて体温で温めます。
3~4日程度で根が生えてきます。次はポットへの移植の準備です。
発芽したトマトの種をポットに移植
体温を使ってトマトの種を発芽させたらいよいよポットに移植します。
準備するものは以下のとおりです。
・発芽した種
・ポット
・土
まずは、ポットの7,8分目まで土を入れます。
土は、発芽・育苗用のものが良いです。例えば以下のような水はけが良いものを使うと良いです。これは経験ですが、土を適当に選ぶと育苗が上手くいきません。失敗したくない方は、ホームセンターなどで発芽・育苗用のものを購入しましょう。
ポットは通常のサイズでOKです。私は根が傷つくのが嫌なのと、面倒なので、鉢上げはせず最初から大き目のポットに移植しています(このあたりは好みです)。
それではポットに移植していきましょう。
まずは、種を取り出し、根っこを傷つけないように持ち上げます。ピンセットや箸でつまむと良いと思います(以下はナスの画像ですが参考です)
つまんだ種をポットに移し替えます。少し土を掘って種を埋めるスペースを作り、そこに種を入れます。
後は覆土をしたら、水をたっぷりあげて終了です。私は、1ポットあたり、2~3の種を植えて最終的に1本に間引くようにしています。
定植後は、まだ外気が寒いので、外には置かず、室内の日当たりの良いところに置いておくと良いです。
トマトの苗の育苗(育て方)
ポットに種を移植できたら最終段階です。あとは発芽を待ちます。
ポットが乾かないようにこまめに水をあげるようにしてください。
数日でこんな感じに発芽すると思います。
寒い時期は室内に入れておいて、気温が上がってくる3月以降は、昼間に外に出し日光に当ててあげて、夕方からまた室内に取り込む、といった感じで気温を見ながら大事に育ててあげてください。
順調に育つとこんな感じですね。
一番花が咲いたら定植時期です(以下は以前作った大玉トマトの苗を定植した様子です)
まとめ
いかがでしょうか。
「トマト」は、苗から育てるのが一般的ですが、この記事では、
・トマトを種から育ててみたいけどどうすれば良いのかなあ?
・トマトの種を簡単に発芽させる方法はないかな?
・100均で売っているトマトの種で苗は栽培できるのかな?
といった疑問にお答えしてきました。少し時間はかかりますが、育て方は簡単です。種まきの時期だけ注意して栽培してみて下さい。
種から育てたトマトの味は格別だと思いますよ。
記事は以上です。
最後は、私の好きな斎藤一人さん「人生がなぜかうまくいく人の考え方」の天国言葉で締めたいと思います。
愛しています、ツイてる、うれしい、楽しい、感謝します、しあわせ、ありがとう、ゆるします
この記事が何かの役に立てば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。