里芋の品種の一つ、八つ頭(やつがしら)。芋だけでなく、茎(芋がら)も食べられるのが、メリットです。
この記事では、私が主に育てている八つ頭を中心に
・どの里芋の茎が食べれるの?
・八つ頭の茎はいつ収穫すればよいの?
・芋茎(ずいき)の食べ方は?
・芋茎(ずいき)の保存方法は?
といった疑問にお答えしていきたいと思います。
八つ頭の茎(芋がら)は「ずいき」、食べれるよ
最初に「どの里芋の茎が食べれるの?」という疑問についてです。
まず、私がよく育てているのが、里芋の品種の一つ、「八つ頭」。読み方は「やつがしら」ですね。
ごつごつした芋の様子から頭が8つあるように見えることからその名がついたといわれていますが、茎が赤いのが特徴です。この赤い茎を食べることができます。一般的に「芋茎(ずいき)」と呼ばれるものです。
里芋ならどの品種も茎を食べることがきるわけではありません。茎も芋も食べることができるのは、主に以下の3つです。
ちなみに、「はす芋」という品種は、茎を食べるために栽培する里芋で、こちらは茎が緑色ですが食べられます。茎が大きく育つので、芋に栄養が行かないのか、芋は大きく育たないため、食用にはできないです。
↓こんな感じで売ってたりします。
八つ頭の芋茎(ずいき)はいつ収穫すればよいの?
次に収穫について説明していきます。
収穫時期は、地域によって若干違ってきますが、霜が下りる前迄に収穫しましょう。10月下旬から11月初旬のイメージです。
私は、芋の収穫と同時期に芋茎(ずいき)の収穫も行うので、あまり考えませんが、先に芋茎(ずいき)だけ楽しみたいという方は、芋の成長も考えて取りすぎないようにしてください。
収穫方法は、地面に出ている茎の根元あたりをハサミなどで切って収穫していただければ、OKです。
芋茎(ずいき)の食べ方は?
芋茎(ずいき)の食べ方は、大きく分けて以下の2通りです。
・生のまま調理する
・乾燥したものを水でもどしてから調理する
順番に説明していきます。
芋茎(ずいき)を生のまま調理する
芋茎(ずいき)を生のまま調理する場合は、一般的に皮をむいてからゆでてあく抜きをしたものを使い、以下のような料理を作るのが多いです。
酢の物は、赤い茎から出る色で綺麗なピンク色に仕上がります。歯ごたえもあり、とてもおいしいですよ。煮物は、油揚げなどと一緒に煮るとおいしくできます。
生のままで皮むきもしないという方のレシピも見つけたので、参考にどうぞ(⇒リンク)。
乾燥したものを水でもどしてから調理する
芋茎(ずいき)の乾燥したものを水で戻してから調理する方法もあります。
煮物や炒め物に使います。
芋茎(ずいき)の保存方法は?
最後に芋茎(ずいき)の保存方法について説明します。
食べ方のところでご説明した通り、生のまま調理することができる芋茎(ずいき)ですが、冷蔵庫で生のまま保存する場合は、数日から1週間程度で食べる必要がありますが、乾燥させることで長期保存することができます。
我が家では2年前に乾燥保存したものをまだ食べています。まったく問題ないですね。煮物や細かく切って、みそ汁などに入れています。
収穫した芋茎(ずいき)を以下の手順で乾燥していきます。
・葉っぱを切り落とす
・皮をむく
・カサカサに乾燥するまで干す
特に、皮をむくところが初めての方にはわかりにくいと思いますので、私が参考にした動画を紹介しておきます。(動画に出てくる女性の皮むきがめちゃくちゃ早くてびっくりしますw)
皮むきは慣れてくれば、早くできるようになります。最初はどこから剥けばいいのかとか、途中で皮が切れてしまったりと、思うようにいかないと思いますが、コツをつかめば簡単です。あと、多少皮が残っても食べれますので、神経質にやらないことです。
皮むきが終わったものを風通しの良いところでしっかり乾燥させてジップロックなどに入れておけば保存は完了です。
冷暗所などにおいて常温で保存できます。(上手く乾燥出来ないと、後からカビが生えますので注意してくださいね)
まとめ
いかがでしょうか。
この記事では、私が主に育てている八つ頭を中心に
・どの里芋の茎が食べれるの?
・八つ頭の茎はいつ収穫すればよいの?
・芋茎(ずいき)の食べ方は?
・芋茎(ずいき)の保存方法は?
といった疑問にお答えしてきました。
八つ頭などの里芋を栽培する方は、芋だけでなく茎もしっかり楽しんでくださいね。
この記事が皆さんの何の役に立てば幸いです。