夏野菜の代表格でもあるナス。通常は秋ナスまで収穫したら終わりですよね。
この記事では、
・ナスって越冬できるの?メリットは?
・越冬のやり方は?
という疑問といった疑問を検証し、その結果を記載していきたいと思います。なお当方の栽培地域は、関東圏の暖地です。
この記事の信頼性
この記事の筆者は家庭菜園を始めて7年以上になります。市民農園での露地栽培とプランター栽培で30種類以上の野菜栽培を行っています。
ピーマンの越冬記録は、以下の記事でもご紹介していますので参考にどうぞ。
ナス栽培で越冬は可能か?メリットは?
夏野菜のシーズンの終盤になるとまだ花の咲いている野菜たちを処分して、秋冬野菜を始めなければなりません。
広い畑ならともかく、狭いスペースを有効活用する場合は仕方がないのですが、「まだ収穫できるのにもったいないなあ」という気持ちがありました。
今年はナスをぎりぎりまで残しておいたのですが、ふと「越冬ってできないのかな?」という気持ちが湧いたので、越冬にチャレンジしてみることにしました。
植物としてのナスは一年草
まずは、植物としてのピーマンが越冬可能なのかを調べてみました。
ウィキペディアによれば、
インドの原産。原産地など熱帯地域では多年草であるが、温帯地域では一年草として畑で栽培されている。
と記載されています。
インドなどの暖かい原産地では「多年草」、つまり1年で枯れるわけでなく、日本など冬の寒さが厳しい地域では1年しかもたないということですね。
気温が5度以下になると弱ったり、霜が降りたりすると枯れてしまうのですが、保温さえできれば、越冬は可能なはずです。
ナス栽培におけるネット上の越冬情報
ネットで調べると、ナスの越冬に関する記事は少なかったのですが、いくつか越冬に成功したという記事がありました。
ポイントは、以下の通りです。
・越冬といっても、露地は難しい
・露地のものを掘り起こして切り戻し。鉢に植え替えて越冬
今回は、露地のものを掘り起こして切り戻し、鉢に植え替えて越冬を試みたいと思います。ただし、室内には取り込みません。
家庭菜園でのナス栽培:越冬のメリット
ナス栽培で越冬した場合のメリットとしては、花が早く着くため収穫期間が長くなり、多収穫となるそうです。来年の夏が楽しみです。
【実験】ナス越冬のための手順
それでは、実際にやってみたナスの越冬のための手順・流れをお伝えしていきます。
具体的な作業の流れは以下の通りです。順番に説明していきます。
- プランターなどを準備
- ナスを畑から抜く
- 根っこの状態確認、根を切る
- 枝葉を剪定
- プランターに植え替え
- 保温対策をする
ナスの越冬に準備するもの
実際に私が始めたナスの越冬のために準備したものは以下のとおりです。
・プランター
・ビニール袋
プランターはダイソーで買えるものを使っています(24×64×18㎝)。こんな感じのやつです。
ビニールはこれぐらい大きいやつです。これもダイソーで買っています。
ナスを畑から抜く
ナスを片付ける時期が来たら、ナスを引っこ抜きましょう。周りから土をほぐしてできるだけ根を傷めないように注意しましょう。
根っこの状態確認、根を切る
引っこ抜いたナスの根の状態を確認します。
健康な根は、白いです。まずは色を確認して茶色くなっていないかチェックします。また、腐ったようなにおいがしないかも点検してみてください。
根が健康であれば越冬の可能性があります。
用意したプランターに収まるよう根っこを適当な長さにカットします。
枝葉を剪定
根っこをカットするのに合わせて、枝や葉っぱも剪定していきます。1つの枝に芽を2つ残すぐらいが目安ですが、それほど丁寧にやる必要はないと思います。
枝は根っこに合わせてコンパクトにカットします。
大きな葉もできるだけカットします。というのも根の大きさ対比、葉っぱがあると蒸散で水分が蒸発してしまい、枯れてしまうそうです。
プランターに植え替え
根っこと枝葉の剪定が終わったナスをプランターに植え替えします。野菜用培養土などを入れておけばOKです。
植え替えたら水をたっぷりやります。
その後は、根腐れを避けるため、水は少なめで大丈夫です。春になって新芽がついたら水をたっぷりあげていきます。
保温対策をする
最後に保温対策です。
私の場合は、日中の最高気温が10度以下または最低気温が3~5℃程度の予報を目安にプランターにビニール袋をかぶせる保温対策を始めています。
ナスの越冬状況
ナスの越冬状況を時期ごとに写真とともに記録していきます。
10/24の状況
プランターに移植しました。
11/14の状況
2週間後の様子です。新しい芽も出てきたので活着したようです。
12/16の状況
さらに1か月後です。暖かい日が続いたためか新しい花芽がついています。本当は切った方が良いのですが、なんとなく可愛そうなのと、どうなるのか興味があったのでそのままにしています。
12/29の状況
いよいよ寒くなってきたので、地温を上げるために、プランターにラップを貼って保温を開始しました。
越冬したナスはどうなるか?
越冬できたら、畑に植え付けて観察していきたいと思っています。
申し訳ございませんが、更新をお待ちください。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は、ナスの越冬についてお伝えしてきました。
最後までお読みいただきありがとうございます。まだ検証途中ですので、今年の初夏まで随時状況を報告していきたいと思います。
その他、ナス関連では、以下記事も参考になると思います。