家庭菜園では栽培用に培養土を使うと思いますが、野菜を育てた後の古い土の処分にお困りではないでしょうか。
この記事では、
・家庭菜園のプランターで使った土の処分方法が知りたい
という疑問にお答えしていきたいと思います。
家庭菜園のプランターで使った土はごみとして処分できない
まず、大前提として、多くの自治体では、園芸用の培養土などを含むいわゆる「土」はゴミとして回収されていません。
つまり、ゴミとして捨ててはいけないということです。
まずはお住まいの自治体でゴミとして捨てることができるか、ルールを確認してみましょう。
土はゴミではなく自然物(or資源物)としての扱いのため、廃棄物であるゴミとして回収されないことが多いです。
それでは、土の処分方法等について順番に説明していきます。
家庭菜園のプランターで使った土の処分方法
さて、本題の古くなった土の処分方法について説明していきます。
土の処分方法は主に以下9つです。
・土を再生する
・庭があれば庭に撒く
・人にあげる
・ゴミに出す
・自治体の回収に出す
・公園などに戻す
・ホームセンター・園芸店に回収してもらう
・廃棄物処理業者に出す
・回収業者に頼む
上から、検討していただきたい順番に並べています。以下で説明していきます。
土を再生する
1点目は、土を再生する、です。
家庭菜園はもうやめた、引っ越しするのでプランターごと処分する、といったケースではあてはまりませんが、
毎回新しい培養土を購入している場合は、まずは、捨てない方法はないかと考えて土の再生を試してみましょう。
土の再生は簡単で、園芸店やホームセンターなどで、土の再生材を購入して、古くなった土から、根っこなどを取り除いて、再生材を適量混ぜ合わせるだけです。
再生材はどれでも効果に大差はないと思いますが、Amazonで星5だった再生材のリンクを参考までに貼っておきます。
庭があれば庭に撒く
2点目は、庭にまく、です。
ご自宅に庭があるケースでは、そもそも処分方法に悩んでいるということはないかもしれませんが、
自宅の庭にまいてしまうというのが、一番簡単な方法です。
人にあげる
身の回りの友人などで、園芸をやっている方や庭があるおうちにお住いの方にあげる、もしくは引き取ってもらうのも簡単な方法です。
ゴミに出す
冒頭で、土は、ゴミとして扱っている自治体は少ないと記載しましたが、ゴミとして回収している自治体もいくつかあります。
例えば、横浜市のHPでは以下のような記載になっていて、「燃えないゴミ」で回収されます。(少量ですが)
一度に多量にならないよう少量ずつ、週2回の「燃えないごみ」(「燃やすごみ」と同じ収集日)の収集日に、透明または半透明の袋に入れて出してください。
なお、事業所から出るものは、家庭ごみの集積場所に出すことはできません。
同様にさいたま市でも、もえるごみとして少量なら回収してもらえます。
少量(ごみ袋1つにつきお茶碗1杯程度)ならばもえるごみに混ぜて出せます。
自治体HPなどを見ても、回収可能か不明であれば、直接問い合わせてみましょう。
ゴミとして出せなくてもアドバイスがもらえるケースもあると思います。
マンションにお住いの方であれば、管理組合が土の廃棄場所を設定しているケースがありますので、念のため問い合わせしてみましょう。
自治体の回収に出す
続いて、自治体の回収に出す、です。
自治体によっては、リサイクル活動として、様々なリサイクルを行っており、小学校や清掃事務所が主体となって資源の回収を行っています。
回収するゴミは自治体によっても異なりますが、古着、廃食用油、小型家電のほか、園芸用の土を回収してくれるところがあります。
例えば、東京都品川区の場合、以下の条件で回収を行っています。
回収品目 | 回収できるもの | 回収できないもの |
不用園芸土 | 家庭で不用になった鉢植え等の園芸土 (異物を取り除いたもの) 一度に出す量は、プランター2個分くらいまで | 枯れた植物の枝や根、石などの異物が混ざった園芸土 腐敗した土や園芸土ではない土 事業所から出された土 植木鉢・プランター |
その他、東京都中央区では、土を回収し、再生作業を行ったうえで、無料配布してくれます(めちゃくちゃ嬉しいですね)。
お住まいの自治体での資源回収の対象品目は、「○○市 資源回収」といった検索を行えばすぐにわかると思いますので、試してみてください。
公園などに戻す
こっそり公園や山、河川敷などに捨ててしまえばいいやと思っている方もいるかもしれませが、不法投棄になりますので、やめましょう。
とはいえ、許可が得られるのであれば、土を土のある場所に戻すという行為自体は自然だと個人的には思っています。
自治体HPに、公園管理事務所に相談して処分する方法が紹介されているケースがありますので、確認してみましょう。
ホームセンター・園芸店に回収してもらう
6点目は、ホームセンター・園芸店に回収してもらう、です。
ホームセンターや園芸店では、古くなった土の回収をサービスとして行っているケースがあります。
購入時のレシートが必要だったり、買い替え時でないと引き取ってもらえない等、条件付きの場合もありますが、確認しておきましょう。
島忠の条件は以下の通りです。
お買い上げいただいた商品と同等・同数の引取りを無料にて承ります。
古い土(お求め頂いた土の空き袋に不要土を入れて、後日レシートと共にお持ちください)
ユニディは「残土回収サービス」で、購入の用土と同量の残土を無料で回収してくれます。
土を処分したいという方は園芸をやめるという方も多いと思うので、新しいものを購入しないと引き取ってくれない、では使えないかもしれないですね。
廃棄物処理業者に出す
廃棄する土の量が多い場合などは、廃棄物処理業者に出すというのも方法です。費用はかかりますが、訪問回収してもらえるので、処分は楽です。
業者の信頼性は、自治体(例:川崎市)に認定業者などが載っていますので、確認しておくと安心です。
回収業者に頼む
最終手段としては、不用品回収業者に頼むということもできます。
回収業者にも2通りありまして、いろいろなものをまとめて引き取るタイプと、園芸用の土などを専門で扱っている業者
前者の場合は、他の不用品と合わせてまとめて引き取ってもらえるので便利です。土だけ処分したい場合は、専門業者がいいでしょう。いくつか紹介しておきます。
まとめ
いかがでしょうか。
この記事では、
・家庭菜園のプランターで使った土の処分方法が知りたい
という疑問にお答えしてきました。
様々な方法をご紹介しましたので、使える方法があったら幸いです。くれぐれも不法投棄だけはご注意ください。
記事は以上です。