里芋の収穫シーズンもほぼ終わりましたが、里芋を収穫すると必ず出てくるのが「親芋」。
この親芋について、この記事では、
収穫後の里芋の親芋はどうしたら良いの?処理方法は?
という疑問にお答えしていきたいと思います。
この記事の信頼性
この記事の筆者は家庭菜園を始めて7年以上になります。市民農園での露地栽培とプランター栽培で30種類以上の野菜栽培を行っています。里芋は毎年育てています。
【里芋栽培】親芋はどうするの?【処理方法は3つ】
「収穫した親芋はどうするの?」という疑問に早速答えていきたと思います。
処理方法は以下の3つです。
・食べる
・翌年の種芋として使う
・捨てる
上記のとおり。
順番に説明していきます。
里芋の親芋を食べる
まず、最初は「食べる」です。
里芋の親芋って食べれますか?という質問もたまに聞きますが、市場に出回っていないだけで、毒もなく普通に食べることができます。
ちなみに里芋は、食べる部分によって以下のような品種に分かれます。
- 子芋、孫芋を主として食べる品種(土垂、石川早生など)
- 親芋、子芋を食べる品種(セレベス、やつがしら)
- 茎(ずいき)のみ食べる品種
③の茎だけ食べる品種は、芋は食べられませんが、①、②の品種は親芋も食べることができるんです。
親芋は、大きいので料理のボリュームを出したいときに使えますし、大きいので皮も向きやすいです。
ちなみに我が家では、以下のような料理に使っています。
・煮物
・揚げ物
・汁物
レシピなども含め、詳しくは、以下記事に記載していますので参考にしてください。
▶【固い?】里芋の親芋は美味しく食べられる【食べ方・レシピも紹介】
翌年の種芋として使う
2点目は、「翌年の種芋として使う」です。
里芋の親芋は、子芋や孫芋と同様に、種芋として使うことができます。
できますというか、私は超おすすめしています。
詳細は以下の記事を参考にしてほしいのですが、
▶【里芋栽培】親芋を種イモとして栽培【収量は増える?何回使える?】
以下私が感じているメリットです。
・種芋が大きく、栄養分が多いためか、初期成育が良い。
・株が大きく育つ
・収量が増える
今年も親芋を種芋として栽培しましたが、収量はご覧の通りです。やったことがない方はぜひ試してみてくださいね。
本日の里芋の収穫。例年より沢山取れました。親芋栽培やマルチ栽培は最強ですね😌
以下記事が収穫量増やすための参考になると思います。#里芋栽培#家庭菜園https://t.co/HRlWxISxi1 pic.twitter.com/qnLQtBJQkN— はぴねこ (@nekocat2016) November 3, 2022
親芋は捨ててしまう
最後、3点目は、「捨ててしまう」です。
大量に里芋を栽培する農家さんでは、通常、「親芋は捨てるもの」だそうです。
保存する場所がない、食べきれない等であれば、仕方ないので生ごみとして処理しましょう。
家庭菜園でやっている方は、もったいないので、食べるか、種芋としてぜひ使っていただきたいですね。食べてもおいしいですよ。
里芋の親芋の保存方法
食べるにしても、翌年の種芋にするにしても、一時的な保存は必要になりますので、最後に、里芋の親芋の保存方法について、少しふれておこうと思います。
家庭での常温保存
里芋の親芋の保存方法は、通常の子芋、孫芋と同様です。
里芋は、寒さに弱いため、冷蔵庫などに保存するよりは、室内などで、常温保存するのが良いです。
また、里芋は乾燥にも弱いので、私は、新聞紙などの紙に包んで(ひとつ一つ包む必要はありません)、ダンボールに入れて保存しています。
これで翌春までは、十分に持ちます。
子芋を外さない方が、貯蔵には向きます(外れた傷口から傷みやすいため)
保存する前に泥は落とす必要はありません。(むしろ泥付きの方が長持ちします)
土の中に埋める
家庭菜園でスペースの少ない方には難しいかもしれませんが(私もそうです)、土の中に埋めて保存するという方法もあります。
農家などでは、里芋の保存方法として一般的なものですが、畑に穴を掘って、埋めておくというものです。
穴に親芋を逆さま(茎が生えていたところを下にして)入れて、少し土が盛り上がる程度に覆土しておくだけです。腐ったり、病気しないように、水はけのよい場所がおすすめです。
まとめ
いかがでしょうか。
この親芋について、この記事では、
収穫後の里芋の親芋はどうしたら良いの?処理方法は?
という疑問にお答えしてきました。
家庭菜園で愛情をもって育てられた里芋であれば、食べる、翌年の種芋に使う、など最後までしっかり愛情を込めて取り扱ってあげたいですよね。
記事は以上です。
▶【固い?】里芋の親芋は美味しく食べられる【食べ方・レシピも紹介】
▶【里芋栽培】親芋を種イモとして栽培【収量は増える?何回使える?】