市民農園や貸農園を借りて家庭菜園を始めたいと考えている方へ、借りる前に確認してほしい4つのことをご紹介します。
都市部の市民農園や貸農園は区画分けされていることが多く、区画によって差が出る場合があります。
私自身も農園を借りる前に、何度か足を運び確認しておいてよかったなと思ったポイントです。是非事前に確認しておきましょう。
日当たり

皆さんご存知のとおり、野菜の栽培に必要な太陽の光。日当たりによって、作物の成長は大きく異なります。
どの区画を借りるかを決める前に、日当たりをチェックしましょう。
晴れた日の朝、日中、夕方、それぞれの時間帯で、日当たりがどうなっているか。まんべんなく日が当たるのか、それとも陰になる時間帯があるのか。周りに日差しを遮る建物などがないか。確り確認しましょう。
夏場の日が高いときは良いが、太陽の高度が下がる冬場は全く日が当たらないという場所もあるでしょうから、できれば季節ごとの日当たりも確認しておきたいところです。
検討している区画の側の区画を借りている方にお会いした時に日当たりを聞いてみるのも良いと思います。
水はけ

皆さんご承知のとおりですが、野菜には光合成のために水が必要です。
ただ水があれば良いわけではなく、水はけとのバランスが重要になります。
水はけが悪すぎると根腐れや病気にもかかりやすくなるといった問題が生じます。
逆に水はけが良すぎても土の中に保水ができないため、頻繁に水やりが必要になるという問題も出てきます。
ですので、自分が借りようとしている区画の水はけがどうかを確認することは重要です。
できれば、雨の降っている日やまとまった雨が降った翌日に農園を訪れ、農園全体の中のどこに水たまりができているのか、逆に水たまりができていないところはどこかを確認しましょう。
一見、平たんに見える農園でも、傾斜があるため、水はけのよい場所と悪い場所があります。確認の結果、水はけの悪そうな区画は避けた方が良いでしょう。
自分が借りたい区画の隣に借りている方にお会できれば、水はけについて聞いてみるのも良いと思います。
前年の作付け

野菜には連作障害というものがあります。
同じ場所で同じ科(アブラナ科とかウリ科とかですね)の野菜を育て続けると、野菜の生育に影響が出たり、病気になりやすくなるという連作障害が発生します。
借りようとしている区画の前作(前年の作付け)が何だったのか、聞いてみましょう。ご存知だったら丁寧に教えてくれると思いますよ。
禁止事項

念のためですが、作付けしてはいけない作物がないか確認しておきましょう。
例えば、農園を借りて果樹(リンゴとか)を育てたいと思っている場合は、禁止されていることも多いと思いますので、念のため確認しておきましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
市民農園や貸農園を借りる前に確認したいポイントを4点紹介させていただきました。
私自身も農園を借りる前に、何度か足を運び確認しておいてよかったなと思ったポイントです。実際に自分の目で確認するのもそうですが、実際にそこの農園を借りている先輩方に話を聞くことができたのが大きかったです。
是非積極的にコミュニケーションをとってみてくださいね。
この記事が皆さんの何かのお役に立てば幸いです。
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