毎日出る生ごみですが、ゴミとして処理するとエコではないんですよね。そんな意識から、コンポストにチャレンジしてみたいと考える方も多いと思います。(私もそうでした)
この記事では、主にマンションにお住いの方に向けて、
・マンションのベランダで使えるおすすめのコンポストってないかな?
という疑問にお答えしていきたいと思います。
マンションのベランダには不織布コンポストがおすすめ
マンションのベランダでコンポストを始める場合、ダンボール、不織布など、種類はいろいとろあると思いますが、私のおすすめは、不織布コンポストです。
なぜ、不織布コンポストを勧めるかと言えば、ダンボールコンポストでの経験があるからです。
私は、段ボールコンポストに一度チャレンジしています。たい肥はちゃんと出来上がったのですが、虫や臭いの発生といった嫌な経験や、1回の使用で段ボールがダメになる(段ボールで蓋を作るのが手間)ことから、1回でやめてしまった過去があります。
一方で、生ごみがあまり出ない生活は快適でしたので、再開したいと思っていました。
そんな時に見つけたのが、不織布コンポストです。
私が購入した不織布コンポストがこちらの「MATIMARU コンポスト バッグ」になりますが、
実際に使ってみると、ダンボールコンポストよりもはるかに快適で、マンションのベランダには最適だと感じています。以下の動画でもMATIMARU コンポスト バッグを使っていますので、参考にどうぞ。
不織布コンポストのどのあたりが、マンションのベランダにおすすめなのかをお伝えします。ポイントは以下4点です。
処分が簡単
場所を取らない
虫が発生しにくい
臭いが出にくい
処分が簡単
1点目は、「処分が簡単」です
使わなくなった時のことを最初から考えるのもなんですが、マンションのベランダってスペースが限られますよね。
なので、使ったあとや使わなくなったときに処分ができないと困ると思うんです。
例えば、こんなやつを買っちゃうと、
でも、不織布コンポストなら、使わなくなったら燃えるゴミとして簡単に捨てることができますよね。
というわけでマンションのベランダに最適なんですよ。
場所を取らない
2点目は「場所を取らない」です。
マンションのベランダって普通そんなに広くないですよね。アパートだったらさらに狭いかもしれません。そんなときにコンポストがデカいと邪魔じゃないですか。
不織布コンポストだと場所を取りません。
私が購入した57Lタイプだと、直径が35cmしかありませんので、ベランダの隅っこに置いておくことができますのでありがたいですね。私はこんな感じで窓の前にちょこんとおいています。
虫が発生しにくい
3点目は、「虫が発生しにくい」です。
コンポストで一番嫌なことが虫が発生することだと思います。
段ボールコンポストをやっていたときは、蓋を作って、Tシャツで段ボールを覆って防虫したのに、あるとき虫が発生し最後は蓋を開けるたびにコバエのようなものがブーンって大量に出てくるので、嫌になった経験があります。ゴキブリなんかも気になりますよね。
その点、私の購入した不織布コンポストは、上蓋部分はジッパーになっていて虫の侵入をシャットアウトしてます。
上部に投入口がありますが、こちらもマジックテープで確り閉じれますので、虫を防げます。
臭いが出にくい
4点目は「臭いが出にくい」です。
段ボールコンポストでは、魚のあらなどを入れると、臭いが結構出て、その匂いに誘われたハエが大量にコンポストの周りを飛んでいるということがありました。
また、マンションなので、あまり臭いを出してしまうと他の住人へ迷惑をかけてしまうので、臭いには結構神経質になりますよね。
その点、不織布コンポストは、ファスナーで確り閉じられていますので、臭いが比較的出にくいと感じています。
気になる方は、カバーなどで覆う、肉や魚など臭いが強いものを入れない、という対策をとれば万全でしょう。
不織布コンポストの使い方
不織布コンポストの使い方について説明していきます。
それほど難しくはありません。
①コンポストに土を入れる
容器の半分くらいの量の土を入れる。土が多くて混ぜにくい場合は、少なめに入れて途中から土を追加しても問題ないです。
目安は、発酵材料(生ごみなど)がしっかり隠れるぐらい。表面に見えるようになったら土を足しましょう。
使用する土は、ガーデニングや家庭菜園等で使用済みの土や、購入した赤土等でもどちらでも問題ないとのことです。
私は微生物の住み家として最適なピートモスを使っています。後で説明しますが、ピートモスなどの基材も自治体の助成金の対象になるので、良いものをガンガン買っても問題ないです。
②発酵材料を投入
土の入ったコンポストに家庭で出た生ごみ・落ち葉・枯れ葉等を入れます。草刈り後の葉っぱも投入可能です。
投入する際は、細かく裁断してから入れると分解が早くなります。
入れていいもの | 傷んだもの / 腐ったもの、カビたもの / シンクの排水溝の生ごみ / 果物・野菜くず、調理くず / 種(アボガドは切って投入/カボチャは加熱して投入)/ 卵の殻 / 肉・魚類(骨・内臓もOK)/ 調理済み食品、食べ残し / 廃油(週に1回100~200㏄)/ コーヒーがら、お茶がら |
入れてないほうがいいもの | 貝 / 殻 / 栗の皮 / タケノコ、トウモロコシの皮 / 塩分が多い調味料(日々口に入る程度の量であればOK)/ 生ごみ以外のもの / 雑草、生花 |
③発酵促進
発酵を促すために、米ぬか・燻炭・市販の発酵促進剤等を入れます。米ぬかや燻炭は発酵促進のみでなく、水分調整や、悪臭・虫の予防になると言われています。1週間に1度、ひとつかみ程度が投入の目安です。
発酵促進剤(ぼかし)は、各説明書に従って使用しましょう。市販の発酵促進剤は不要だと思いますが、発酵具合が悪い場合は、以下のような市販のものを使っても良いでしょう。
④かき混ぜる
コンポストの中を良くかき混ぜます。この作業は、土の中の微生物に酸素を供給する役割があるので、発酵材料や発酵促進剤をいれない場合でも、1週間に1度程度は行うようにしましょう。
また、表面に発酵材料が露出している場合は土に埋めるようにしましょう。土がかぶっていないと悪臭や虫が湧く原因になります。
⑤熟成
容器がいっぱいになったらかき混ぜずに熟成を行います。季節によって変動はありますが、1~2か月程度熟成させます。この期間は新しい発酵材料の投入は中断します。
入れていた発酵材料が分解されればたい肥として使用できます。暑い季節だと発酵が早く、寒い季節は時間がかかります。
MATIMARU コンポスト バッグの場合、57リットル以上の容器を使えば、容器の下の方を熟成させつつ、上の方に投入を続けるという使い方が可能です。
⑥完成
熟成期間が終わればたい肥が完成です。大きいものや固いものは残る場合がありますが、たい肥として問題なく使うことができます。
気になる場合はふるいにかけるなどして使用しましょう。
たい肥はすべて使わず少し残しておくと、次の発酵に役立ちます。使用が終わった土はまたコンポストに入れると、繰り返し使うことができます。
どれぐらいで土・たい肥になる?
上記でも記載しましたが、どれぐらいでたい肥になるかという目安をお示ししておきます。
約2か月の投入、一日当たり3,400gの生ごみの場合は、投入をやめてから3週間から4週間が目安です。
冬季の場合は、2か月程度かかることがあります。
コンポストを設置すると自治体によっては、補助金が出る
生ごみの処理コスト削減のため、コンポスト設置に対して助成金を出している自治体があります。
例えば、私の住んでいる川崎市では、電動生ごみ処理機や生ごみコンポスト化容器等の購入費が助成されます。
対象は、以下のようなもので、購入金額の1/2、限度額10,000円です。処理機本体だけではなく、コンポスト化のための基材も助成対象です。
・乾燥式電動生ごみ処理機
・コンポスト化容器(段ボールコンポスト含む)
・密閉容器
詳細は以下リンクのPDFを参照いただければと思いますが、領収書、申請書類、設置状況の写真を添えて提出すると、助成金が受け取れます。
以下の記事も参考になると思います。
▶【家庭菜園】助成金がもらえる【屋上・ベランダ緑化とコンポスト】
まとめ
いかがでしょうか。この記事では、
主にマンションにお住いの方に向けて、
・マンションのベランダで使えるおすすめのコンポストってないかな?
という疑問にお答えしまして、不織布コンポストの「MATIMARU コンポスト バッグ」について、ご紹介してきました。
この不織布コンポストはAmazonの売れ筋ランキングでもサイズ違いで1・2位を独占するほどの人気商品です。実際に使うとわかると思いますが、とても使いやすいです。サイズのバリエーションも多いですので、興味があれば一度検討されると良いと思いますよ。
記事は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。