今年も受験シーズンがやってきますね。
高校受験の子供がいる保護者の方は、心配やイライラでいやーな時期をお過ごしだと思います。
この記事では、
・子供が高校受験だが、スマホ・ゲームばかりで全然勉強しないことにイライラする。
・高校受験に失敗したらと心配しすぎてストレスで自分が持たない。どうしたらいいかな。
といった疑問にお答えしていきたいと思います。
この記事の信頼性
子供の高校受験は2回経験しています。最初の頃は勉強をしない子供たちにイライラしてストレスもたまりました。少しずつ思考を変えることで、親である自分の心が落ち着き、その結果子供もやる気を出すという経験をしてきました。
【高校受験】親が心配してイライラやストレスを抱えるのは無駄
いきなり結論から言えば、
・親が子供が勉強しないことを心配してイライラやストレスを抱えるのは無駄
です。
なぜかと言えば、親がやらせようとしても子供は勉強しないからです。したとしても、身につくような勉強はしません。
特に男の子はそうだと思います。
自分のことを思い出してください。受験勉強に打ち込むことができたのは、「自ら」やろうと決めたときだったのではないでしょうか。
私もそうでした。「勉強しろ」とうるさく言われる家庭で育ちましたが、結局自分が
・この高校に行きたいから勉強しよう
と思えるまで受験勉強はできなかったんです。
やる気のスイッチが何で入るのか、子供次第です。親はスイッチが入るのを待つしかありません。
ですから、あるときから私はこんな風に考えるようになりました。
・結果は子供が出すもの(親が子供に成り代わって受験をすることはできない)
・どの高校に入学したかで人生のすべてが決まるものではない
そうすると自然と、心配、イライラ、ストレスがなくなってきます。
どうしても心配で仕方がない方は、この本を読んでみてください。
斎藤一人さんの本ですがが、心配しなくても「なんとかなる」ときっと思えますから。(本については、こちらの記事「【子供の心配で疲れる】心配をやめれば子供がキラキラと輝き始めます」でも触れています。参考にどうぞ。)
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じゃあ、親は何もしなくても良いのかということではありません。
親がやるべきことは、サポートです。高校受験の親の心得みたいなものですかね。
子供の高校受験で親ができることはサポート
子供の高校受験で親がやるべきとことは「心配」ではなく、「サポート」とお伝えしました。
具体的に何をすべきかは主に以下の3点です。
・志望校を絞るためのサポート
・受験校を見る、説明会に行くなどの体験をサポート
・勉強のサポート
順番に説明していきます。
志望校を絞るためのサポート
結論、子供に「自分で志望校を考えなさい」と言ってもやりません。スマホやゲームが優先になってしまいます。
特に、子供の場合、何をどのように調べれば良いのかわからないということも多いと思います。私の子供も同じような状態でした。
私のような田舎出身者は、高校が少ないため、成績で自動的に「●●高校」と志望校が決まりますが、首都圏の場合、選択肢も多くなりますので選ぶのが難しくなります。
また試験制度が複雑でわかりにくいということもあると思います。
ですから、子供の成績から親がいくつか高校を絞り込んで、子供に選ばせてあげるというサポートをしていきましょう。
その際、
・子供が高校生活で何を優先したいのか聞いてみる
ということも大切です。
例えば、
・家から近いところが良い
・大学に進学しやすいところが良い
・特定の教科や活動に力を入れているところが良い
などですね。親が押し付けるのではなく、子供の意見をしっかりと聞いてあげることが大切です。
因みに、併願校を探すのって結構大変ですが、子供の成績から併願校を簡単に検索できる方法についてこちらの記事「【高校受験:直前で志望校・併願校を下げる場合】行ける高校の探し方」で説明していますので、良かったら参考にしてください。
受験校を見る、説明会に行くなどの体験をサポート
次は、受験校を見る、説明会に行くなどの体験をサポートです。
受験というものを「自分のこと」として捉えていない子供にとっては、実際に高校に行く、体験するということは、非常に大きな前進になります。
オープンキャンパス、説明会、個別相談、文化祭、なんでも良いですが、とにかく実際に行ってみることです。
その際、まだ受験への意識の低い子供は、なかなか行きたがらないと思いますが、強制しないように、上手くなだめながら連れ出すようにしましょう。
私の子供たちもそうでしたが、一度高校に行って、「ここに行きたい」となると勝手に勉強を始めるようになります。
できれば早い時期に複数見学に行くと良いですね。
勉強のサポート
親のサポートの3つ目は勉強のサポートです。
サポートと言っても、親が勝手に参考書を買ってきて、「これをやっておきなさい」というものではなく、
・子供から求められたら教えてあげる
程度で大丈夫です。
受験勉強ができない子供の中には、「どうやって勉強したら良いかわからない」という子供も多いと思います。私の子供も同じような状況でした。
ですから、様子をみて「困っていることがあったら教えて」「わからないことがあったら聞きにおいで」と声をかけると良いです。
子供が聞きに来てくれたときに大切なのは、「絶対に怒らないこと」。
親からすると「なんでこんなことが分からないのか」、「こんなところでつまづいていたら合格なんてとても無理だ」と思いがちですが、
勉強に前向きになっている姿勢をほめてあげましょう。そうすれば、怒る気持ちはなくなってくると思います。
不合格になっても行く高校はある
最後に、高校受験に不合格になっても心配する必要はないという話です。
私が高校受験をした30年前であれば、高校受験失敗=高校浪人ということでしたが、今では通信制の高校が山ほどあります。
通学制の高校の入試結果が判明してから手続きをしても入学可能な通信制高校はありますので、万が一どこにも合格できなかったとしても高校生になることはできます。
N校などが最近話題ですが、大学受験のことだけを考えた場合、通信高校の方が受験対策にかける時間が多いため、有利という意見もありますので、参考にしてください。
全日制高校の生徒は部活や受験科目以外の授業に多くの時間を使わなくてはいけません。
それに対して、通信制高校の生徒は、多くの時間を大学受験対策のために使えます。
「得意な科目は最小限で」「苦手な科目は重点的に」というふうに効率的に勉強することができるのです。
この点では、通信制高校の方がむしろ有利であるとも考えられます。
まとめ
いかがでしょうか。
この記事では、
・子供が高校受験だが、スマホ・ゲームばかりで全然勉強しないことにイライラする。
・高校受験に失敗したらと心配しすぎてストレスで自分が持たない。どうしたらいいかな。
といった疑問にお答えしてきました。
結論は、心配はやめてサポートに徹しましょうということです。高校受験を失敗しても人生が失敗に終わるわけではありません。
子供がやる気になるタイミングを待って子供が望むときに適切なサポートをするようにしてあげてください。「心配」はしても無駄です。親は子供のために必要な行動しましょう。
この記事が何かの役に立てば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。
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