さつまいもを栽培する時に一般的な方法は、ホームセンターなどで苗を買ってきて植えるという方法ですよね。
このサツマイモの苗、実は自宅でも簡単に作ることができます。この記事では、
・サツマイモの苗ってどうやって作るの?
という疑問にお答えしていきたいと思います。
ちなみに、すでにサツマイモを栽培されている場合は、残った蔓で越冬が可能です。こちらの記事も参考にしてください。
この記事の信頼性
この記事の筆者は家庭菜園を始めて5年以上になります。市民農園での露地栽培とプランター栽培で30種類以上の野菜栽培を行っていて、さつまいもは苗から自分で作り毎年栽培しています。
サツマイモの苗づくり、芽出しで準備するもの
サツマイモの苗づくりのために準備するものは、以下のとおりです。
・サツマイモ(種イモ)
・プランター
・ビニールシート
・培養土
順番に説明していきます。
サツマイモ(種イモ)
ジャガイモなどの場合、種イモにする芋は病気にならないように消毒などが施された専用の種イモをホームセンターなどで購入するわけですが、
サツマイモの苗を作るために必要なサツマイモ(種イモ)はスーパーなどで売っているサツマイモで問題ありません。
好きな品種を購入すると良いでしょう。
私は、紅はるかを好んで栽培しています。もっちりした食感と甘さがスイーツのようなサツマイモです。韓国でも人気だそうです(勝手に日本から持ち帰って栽培しているそうですが。。)
プランター
サツマイモを植えるためのプランターも用意しましょう。
プランターでなくても発泡スチロールなどでも問題ありません。土を入れて使えればOKです。
私はこんな感じの鉢でやってます。
ビニールシート
プランターを覆うために透明なビニールシートを用意しましょう。
サツマイモは暖かい地域の作物のため、気温が高くないと発芽、成長しないため、ビニールハウスのように覆ってあげる必要があるためです。
小さめのプランターであれば、サランラップで十分です。私もラップを使っています。
培養土
土はなんでも良いですが、野菜用の培養土を使っておけば良いでしょう。
ネットでも、ホームセンターでも買えます。
【さいつまいも栽培】家庭菜園でサツマイモの自家製苗作り、芽出し方法
家庭菜園でのサツマイモの自家製の苗作りの方法(芽出し方法)ついて説明していきます。
苗づくりは植え付けのタイミング(5月~6月の梅雨入り前)に合わせ、3月~4月に行いましょう。
主な流れは以下のとおりです。
・サツマイモをお風呂に入れる
・土を入れたプランターにサツマイモを入れる
・ビニールシートなどで覆う
順番に説明していきます。
サツマイモをお風呂に入れる(お湯に浸す)
最初は、サツマイモをお風呂に入れます。「お風呂?」って思いますよね。
48℃が適温と言われていますが、お湯に40分ほどサツマイモを浸しておきます。
浸さなくても芽はでますが、こうすると芽が出やすくなると言われています。既に芽が出始めているいるサツマイモの場合は、不要です。
水温計が無いと48℃と言われても難しいと思いますが、給湯器などで温度設定すれば適当な温度にできると思います。
私は50℃で容器に入れる際、容器で冷やされるので48℃ぐらいになるかなと思って給湯器を50℃設定でやっています。

土を入れたプランターにサツマイモを入れる
お湯に浸したサツマイモを培養土を入れたプランターに寝かせます。
それほど厳密にやる必要はありませんが、芋が半分ぐらい地表にでるように土を掛けましょう。こんな感じでOKです。

ビニールシートなどで覆う
サツマイモを植え付けたらビニールシートなどで覆いましょう。
既に記載していますが、サツマイモは暖かい地域の作物ですので、気温を上げる必要があります。
適温は32℃ぐらいと言われています。
3月~4月の日本本土の気候では32℃にはなかなかならないですよね。
というわけで、ビニールシートなどで簡易な温室を作ってあげるということですね。半透明のごみ袋などでもOKです。
私はサランラップを使っています。
こんな感じです。

完全に密閉してしまうと、30℃どころか、50℃、60℃になってしまうので、隙間を作ります。こんな感じで鉢の端っこを開けておきます。

また、暖まった空気が上に抜けるようにラップに穴をあけています。こんな竹ひごで穴をプスプスあけていきます。適当でいいですよ。

これで、日の当たる場所においておけば、鉢の中の気温があがるので、サツマイモが育ってくれます。
サツマイモは寒さに弱い作物です。気温が8℃以下になると腐ってしまいますので、夜間は室内に取り込むなど、寒さ対策をしてあげましょう。
サツマイモの苗の生育の様子
今年の苗の生育の様子を写真でお伝えしていきます。
植え付け後1週間

植え付け後、1週間の様子です。
芽はまだ出ていませんが、ひっくり返してみると、土についている部分に根っこが生えています。順調ですね。(生育が弱くなるので、皆さんはマネしないで、芽が出てくるのを待ってくださいね)
ちなみに、サツマイモの葉っぱに表面に白い粉状の結晶がつくことがあります。病気ではないので安心してください。詳しくは以下記事を参考にしてください。

サツマイモの苗の植え付けの時期
サツマイモの苗の植え付けの時期は、5月~6月です。
40日~45日程度過ぎると、葉が7~8枚ぐらいになると思います。
葉を上から5~6枚残して切り取ると苗になります。これを畑に植えていきます。
植え付けについては、別途説明していきます。
まとめ
いかがでしょうか。
サツマイモの苗の作り方、芽出しの方法について説明してきました。
サツマイモの苗をホームセンターで購入する場合は、数百円かかると思いますが、サツマイモの種イモから苗を作る場合は100円もかからずとても経済的です。
とても簡単ですので、是非皆さんもチャレンジしてみてくださいね。
この記事が何かの役に立てば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。
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