栄養豊富な夏野菜、モロヘイヤ。
私も毎年育てていますが、栽培も簡単で、多収穫で家庭菜園には嬉しい野菜です。そして食べるときのねばねばがたまらないです。
そんなモロヘイヤですが、この記事では、
・モロヘイヤ栽培で切り戻し作業というのがあるらしいけど、どうやってやるの?
・切り戻しってやる必要があるの?効果やメリットがあるの?
といった疑問にお答えしていきたいと思います。
【モロヘイヤの切り戻し】切り戻しが必要な理由・効果
モロヘイヤ栽培では切り戻しが大事です。
切り戻しというのは、生長したモロヘイヤの茎や枝などをバッサリ切り落として剪定するという作業です。
ナス栽培における秋ナス収穫に向けた更新剪定と同じ感じで、モロヘイヤの場合、ある程度大きくなったら、剪定して切り戻しを繰り返し行います。
なんで切り戻しが必要かというと、主に以下の理由からです。
・放っておくと、巨大化する
・草丈が高くなると枝が固くなる
・わき芽が細くなる
・管理がしやすい
順番に説明していきます。
放っておくと、巨大化する
1点目は、放っておくと巨大化する、です。
モロヘイヤは、生育が旺盛で、放置して育てると丈がなんと3メートル近くになります(実施に3メートルまで育てたことはありません)。
3メートルってもはや収穫しようにも手が届かないですよね。
というわけで、家庭菜園などで栽培するときは、草丈が30~40cmぐらいになったタイミングで、摘芯(真ん中の枝の先端をカットすること)をします。
その後も収穫をしながら大きくなりすぎないように管理していきます。
草丈が高くなると枝が固くなる
2点目は、草丈が高くなると枝が固くなる、です。
モロヘイヤは、基本的には若い茎や葉を食べます。
収穫は、手で茎が簡単に折れるところから摘み取って収穫しますが、草丈が高くなりすぎると枝が太く硬くなってくるので、やわらかく美味しい部分が短くなってしまいます。
わき芽が細くなる
3点目は、わき芽が細くなる、です。
モロヘイヤは、わき芽から伸びてきた茎を秋まで順次収穫することができますが、葉っぱが生い茂ってくると、だんだんわき芽も細くなってきます。
そういう状態になったら、切り戻すことで、丈夫で新鮮な若い葉や茎を収穫できるようになります。
管理がしやすい
4点目は、管理がしやすい、です。
先述の通り、モロヘイヤは、生育が旺盛で、放置しているとどんどん大きくなりますし、わき芽も生えて、ごちゃごちゃしてきます。
切り戻しをすることで、見た目もすっきりして管理がしやすくなります。
モロヘイヤの切り戻しのやり方
続いてモロヘイヤの切り戻しのやり方を説明していきます。
やり方は以下の通りです。
・草丈40~50cmの大きさになるよう枝をばっさりカットする
以上です。
簡単ですよね。ナスの更新剪定でもこんなに切っても大丈夫?っていうぐらい切りますが、そんな感じでバッサリ切ってもらってOKです。
それ以外にやっておきたいこととしては、以下の通り。
- 収穫作業がしやすい形に整枝する(丸く切り戻したりします)
- 下の方の枝や葉も取り除く(風通しを良くします)
- 大きい葉や古い葉を取り除く(新しい芽に光が当たるようにします)
こんな感じですが、それほど神経質にやる必要はありません。
モロヘイヤは丈夫な野菜なので、ぶっちゃけ超適当にばっさり切ってしまえばOKです。
まとめ
いかがでしょうか。
この記事では、
・モロヘイヤ栽培で切り戻し作業というのがあるらしいけど、どうやってやるの?
・切り戻しってやる必要があるの?効果やメリットがあるの?
といった疑問にお答えしてきました。
いろいろと記載してきましたが、モロヘイヤ栽培は簡単なので、あまり神経質にならずに適当に切り戻しもやってみてください。
記事は以上です。