皆さん、オクラ育てていますか。梅雨が明ければ暑い夏。オクラもぐんぐんと育って、毎日収穫が続きますよね。
オクラの栽培で以下のような悩み?をお持ちじゃないでしょうか。
・オクラを育てているけど、もっと簡単に沢山収穫する方法ないの?
・他の野菜を育てていてスペースがあまりないけどオクラを沢山作りたい
・自宅の庭のちょっとしたスペースでオクラを沢山作りたい
オクラの密植栽培なら狭いスペースで簡単に収穫量がアップできますので、詳しく解説したいと思います。
オクラは密植栽培で収穫量アップできる【プランターOK】
狭いスペースでオクラを簡単に沢山収穫可能な栽培方法が密植栽培です。
この記事では、オクラの「密植栽培」について解説していきます。
まず、最初に密植栽培と比較するために一般的なオクラの栽培方法を簡単に説明します。
オクラの一般的な育て方

まずは、オクラの一般的な育て方について。
オクラの一般的な育て方は、ポットまき、直播ともに4~5粒まいて、本葉2枚で2本立ち、本葉3~4枚で1本立ちにしますよね。
草丈が高くなるので、株間と畝間は十分にとります。株間は40〜50cmほどあけるのが一般的です。
花のついたところの下の葉を順番に落として、実を収穫していくという流れです。
葉も大きく、茎も太く育ちますので、倒伏などの心配も少なくなりますので、スペースがたっぷりあれば一般的な育て方をしたいところです。
でも、自宅の庭、貸農園やプランターなど限られたスペースでは、株数が少なくなってしまいます。そんな時に多収穫が期待できるのが密植栽培です。
オクラの育て方は、以下の記事でも説明していますので参考にどうぞ。

オクラの密植栽培とは

オクラの密植栽培は、通常より株間を狭くすることで、狭いスペースにオクラを密植させて栽培する方法です。
密植すると株は養分が分散するため成長がゆっくりになり、太く大きく育つことができなくなりますので、1株当たりの収量は減ります。
一方で、株数が多いため、結果として収量が増えることになります。
具体的な方法は、
・株間を10cm~15cmで1株ずつ育てる方法
・株間を25~30cmとって一か所に2~4株植える方法
のどちらでもOKです。
例えば、ポットに数本の株が入っているオクラの苗を購入してきた場合は、25cm程度の株間でそのまま植え付けます。
後は、そのまま育てていけばOKですが、植え付け直後は、水やりとあわせて液肥をやると初期生育が順調に進むのでおすすめです。吸収もよく、効果がすぐ出るためです。
私の愛用は液肥は、安くて効果を実感しているハイポネックスです。

定植後は、密植ですので葉っぱがごちゃごちゃと混みあってきます。風通しや日当たりを良くするため、適度に葉っぱを落としてあげてください。
丈が伸びてきたら周りに支柱をたて、ひもなどで囲ってあげると倒伏を防ぐことができます。昨年は特に支柱を立てませんでしたが、無事に秋まで収穫できました。
生育が良くない場合は、以下の記事も参考になると思います。
オクラの密植栽培のメリット

密植栽培のメリットには、以下のものがあります。
・株数が多いのでトータルでは面積当たりの収量が多くなる
・実が柔らかくなる
・成長がゆっくりなので毎日畑に行かなくても、収穫が遅れにくい
順番に説明していきます。
株数が多いのでトータルでは面積当たりの収量が多くなる
密植栽培にすると、日当たりや栄養分が分散するため、どうしても1株当たりの収量は減ってしまいます。
一方、収量が減るといっても1株の収量が1/3以下になるわけではありませんので、結果として面積当たりの収量が多くなります。
品種は何でも良いですが、迷う場合は、葉が小さく狭い場所でも栽培が可能な「ピークファイブ」という品種を選んでおけば無難です。
実が柔らかくなる
生育が弱くなりますので、実も力強くは成長しません。
その結果として、実が柔らかくなるというメリットもあります。
白オクラという大きくなっても柔らかい品種を選んでおけば、更に柔らかいものが食べられると思いますよ。
成長がゆっくりなので毎日畑に行かなくても、収穫が遅れにくい
オクラはすぐに大きくなって食べごろを過ぎてしまうと筋張って固くなってしまいますが、成長が遅くなるため、頻繁に畑に行かなくても、収穫のタイミングを逃しにくいというメリットもあります。
普段忙しい方や週末しか畑に行けないという方にも向いている育て方です。
2019年度に実践したオクラ密植栽培の記録
2019オクラの密植栽培の記録をしていきます。
6中旬の様子です。少し植えるのが遅かったですが、順調です。

大体25cm間隔で植えています。(スコップが30cmぐらい)

7月上旬の様子です。

7月20日頃の様子です。葉っぱが大きくなってきましたね。

根元はこんな感じです。1か所に4株成長しています。細いもありますが、構わず育てていきます。

こんな感じで10月初まで収穫を続けました。かなりの量が収穫できたのと、余ったスペースで他の作物を栽培できたのは大きかったですね。
赤オクラでも同じように栽培できます。
まとめ
いかがでしょうか。
オクラの栽培で以下のような悩みをお持ちの方に、
・オクラを育てているけど、もっと簡単に沢山収穫する方法ないの?
・他の野菜を育てていてスペースがあまりないけどオクラを沢山作りたい
・自宅の庭のちょっとしたスペースでオクラを沢山作りたい
オクラの密植栽培について説明させていただきました。一度植えてしまえば、特別なことは何もありません。とても簡単に収穫量を増やすことができますので、是非チャレンジしてみて下さいね。
この記事が何かの役に立てば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。