夏の葉物野菜のツルムラサキ。お浸しにして食べるのが我が家の定番ですが、そんなツルムラサキの栽培について、
この記事では、
・ツルムラサキの栽培で支柱は立てた方が良いの?
・ツルムラサキ栽培でおすすめの支柱の立て方は?
・ネットは必要?
という疑問にお答えしていきたいと思います。
この記事の信頼性
この記事の筆者は家庭菜園を始めて7年以上です。市民農園での露地栽培とプランター栽培で30種類以上の野菜栽培を行っています。ツルムラサキは毎年育てています。
ツルムラサキの栽培で支柱は立てた方が良いの?
ツルムラサキを栽培する際、「支柱を立てた方が良いか?」との疑問についての私の答えは、
・立てた方が良い
です。
なぜかといますと、以下のメリットがあるからです。
・場所を取らない
・管理がしやすい
・日があたりやすくなる
順番に説明します。
場所を取らない
支柱を立てた方が良いと考える理由の1点目は、「場所を取らない」です。
私のように狭い場所で家庭菜園をやっている場合、作付け数を増やすためにはできるだけ場所を取らないことが大事です。
支柱を立て立体的に育てることで、スペースを節約できます。
私の家庭菜園では、かぼちゃなども空中栽培でスペース確保しています。
なお、狭いスペースで野菜を栽培するコツは、「市民農園1区画で年間50品目の野菜を育てる本」が参考になると思います。
管理がしやすい
2点目は、「管理がしやすい」です。
支柱を立てることで、管理がしやすくなります。
ツルムラサキは(摘芯後は特に)脇芽が旺盛に伸びて、あっという間に成長するため、支柱を立てないと、ごちゃごちゃして、脇芽を見逃します。
食べごろのサイズで適期に収穫するために支柱を立てると便利という話です。
なお、頻繁に畑に行くことができて、管理もこまめにできる方は、支柱を立てずに育てて問題ないです。(私はマメじゃないんで。。。)
日があたりやすくなる
3点目は、「日が当たりやすくなる」です。
ツルムラサキは、夏場に旺盛に成長する野菜です。
そのため、暑さや日光が大好きで、日陰よりは日なたのほうが良く育ちます。
支柱を立てることでツルムラサキの株全体に良く日光を当てることができ、生長を促すことができます。
支柱が必須ということではない
ここまでツルムラサキ栽培において、支柱は立てた方が良いと説明してきましたが、支柱が必須というわけではありません。
先述の通り、マメに管理できる方やプランター栽培の方など、支柱はなくても良いと思います。
なお、赤茎種は細目の蔓が旺盛に伸びますので、支柱やネットに絡めて育てた方が栽培はしやすいと思います。
ツルムラサキ栽培でおすすめの支柱の立て方は?
次におすすめの支柱の立て方ですが、
ツルムラサキは果菜類と違って実を収穫する野菜ではないので、それほど丈夫な支柱は必要としません。
結論としては、どの立て方でも良いのですが、おすすめは、以下の二つです。
・直立式
・合掌式
直立式
直立式は、支柱をまっすぐに立て、立てた支柱1本1本につるを伝わせていきます。直立式のイメージは以下の画像の通りです(画像は、支柱の立て方 いろいろな立て方と誘引の仕方|家庭菜園のコツ|Honda耕うん機より)
合掌式
合掌式は、斜めに交差させた支柱の上に、支柱を渡して合掌造りの家のような形で支柱を組みます。
この支柱のメリットは丈夫なことです。台風などでも支柱がぶっ倒れる心配が少ないため、個人的に愛用しています(支柱を多く使う点がデメリット)
(画像は、支柱の立て方 いろいろな立て方と誘引の仕方|家庭菜園のコツ|Honda耕うん機より)
私は、合掌造りで支柱を立て、交差させる支柱の周りに主茎をぐるぐると巻き付ける形で育てています。こんな感じですね。

ツルムラサキ栽培でネットは必要か?
ツルムラサキは、茎が紫色で葉が緑色の紫茎系と、茎・葉ともに緑色の緑茎系があります。
青茎系はこんな感じです。一般的にスーパーなどで販売しているものは、こちらです。
茎を見ていただくとわかると思いますが結構太いですよね。これが先端ですが、キュウリやインゲンなどと比べると太いのがわかると思います。この太さだとネットに巻きつかないので、青茎系にはネットは不要です。

一方、赤茎系はこんな感じ。つるが細いのがお分かりいただけると思います。細いつるがネットによく絡みますので、赤茎系はネットがあった方が育てやすいです。
お客様のところに伺うと畑仕事をされていて金時草(←加賀野菜です)だ!!と思ったら・・・蔓紫「ツルムラサキ」という緑黄色野菜でした!とても健康によさそう👍
葉の部分を茹でていただくと美味しいそうです!
非常に勉強になりました💡#企業公式 #企業公式つぶやき部 #企業公式夏のフォロー祭り pic.twitter.com/ktkcIhVHxY— 石川県白山市『西内工務店』【公式】 (@k_nishiuchi) August 6, 2022
ツルムラサキで緑のカーテンを作るなら、赤茎系がおすすめです。
まとめ
いかがでしょうか。
この記事では、
・ツルムラサキの栽培で支柱は立てた方が良いの?
・ツルムラサキ栽培でおすすめの支柱の立て方は?
・ネットは必要?
という疑問にお答えしてきました。
結論としては、立てても立てなくても、どちらでも良いのですが、個人的には、省スペース、管理のしやすさから支柱を立てることをお勧めいたします。
記事は以上です。以下にツルムラサキ関連の記事も載せておきます。ツルムラサキの越冬はチャレンジしてみると面白いと思います。参考にどうぞ。