こんにちは。禁酒23日目です。
この記事では、
・禁酒本の定番と言われる「禁酒セラピー」ってどんな内容なの?
・禁酒セラピーの要約を教えてほしい
といった疑問にお答えしていきます。
この記事の信頼性
(後日追記)20年近く休肝日無しで飲み続けていた私ですが一念発起して1か月超の禁酒に成功しています。その間の記録を禁酒・断酒日記として公開しています。実際にやったことや、考え方、コツ、雑感など記載しております。こちらの記事「【禁酒日記:30日目】禁酒1か月達成。振り返りとやって良かったことや感想をお伝えします」で全体が分かるようになっていますので、ご興味がある方はどうぞ。
【禁酒日記:23日目】「禁酒セラピー」は必読の名著
「禁酒を考えているけど、禁酒に役に立つ本はないかな?」という疑問に対するお答えとして、私が一番おすすめするのは、「禁酒セラピー」です。
アンレン・カーという方の著書ですが、「禁煙セラピー」なども手掛けています。
禁酒セラピーをおすすめする理由
私が「禁酒セラピー」をお勧めする理由は、他の禁酒本や医者が言う、
・ちゃんとお酒をコントロールしなさい
・我慢しなさい
という教えとは異なり、そもそもお酒をやめたくなる考え方を教えてくれるところに特長があります。
禁酒=苦しいもの、という発想を大きく転換させてくれます。
「お酒」の性質や正体について明らかにし、人々がはまっているお酒の罠や先入観を壊すことで、「禁酒は辛い」から「お酒を呑まなくて済む、ラッキー」という考えに変えてくれる本です。
しかも、この本を読んでいる間はお酒をやめる必要もありません。
禁酒への考え方を180度転換させてくれる名著だと思います。
興味がある方はリンクを貼っておきますので参考にどうぞ。
もう少しお付き合いいただける方は、少しだけ本書の内容について、私なりの解釈でお伝えしたいと思います。
禁酒セラピーの要約・内容・あらすじ(ネタばれあり)
ここからは、禁酒セラピーの内容について少し触れていきます。
本書では、まず、「お酒とは」、ということから考えています。
ここでは、本書での説明内容を私なりに解釈してわかりやすく説明したいと思います。
お酒とは
ここでは、いくつかの「もの」について、正体は明かにせず、説明文だけを載せます(本書にはこの通りには記載されていませんが、趣旨を私なりに解釈して説明しているものです)
それが「何か」と、「使ってみたいと思うか」を考えがらお読みください。まず、これは何でしょうか?
興奮作用が強いため、眠れなくなり、その反動で切れたときの虚脱感(いわゆるつぶれ)が激しい。そのギャップに耐えかねて使用が進むケースが多い。
誰かに悪口をいわれているような空耳や錯覚、何となく人からつけられている感じが出てくる人もいる。これが、ひどくなると、幻聴や被害妄想という形になることもある。出典:特定非営利活動法人アスクの依存薬物データベース
これは、「覚せい剤」です。通称「シャブ」「スピード」「エス」「冷たいもの」「クリスタル」などと日本でもっとも乱用されている違法薬物です。
この説明を読んで、使ってみたいと感じる方はいますか?いないですよね。
では、次のものは何でしょうか?
麻酔性、依存性はきわめて高い。多幸感をもたらす一方、倦怠感、悪心、嘔吐などが起こることも。離脱症状は、筋肉や関節に激痛が走り、悪寒や下痢に見舞われるなど激しいもので、短期間の使用でも現われる。
出典:特定非営利活動法人アスクの依存薬物データベース
これは、ヘロインです。
違法薬物の中で一番依存性が高いと言われる危険性の高い薬物です。これも使いたいとおもわないですよね。
では、これ何でしょうか?
身体依存性が高く、離脱症状は激しい。
臓器への急性・慢性毒性があり。慢性毒性としては、肝臓病や脳の萎縮をはじめ、すい炎や糖尿病、骨粗しょう症、がんのリスクも高まる。
多量の摂取によって、身体は病気の見本市のようになってしまう。未成年者にとっては、違法薬物へと移行するきっかけになる入り口のドラッグでもある。違法薬物を転々と使用した後に再び戻るという最終のドラッグ
出典:特定非営利活動法人アスクの依存薬物データベースより。当ブログにて一部加工
何だと思いましたか?そう、お酒なんです。ここまで読んできて、いかがでしたでしょうか。
合法なお酒と非合法の薬物と何か差があったでしょうか?差がないと感じたのではないでしょうか。
つまりお酒は非合法の薬物と同等の毒ということです。
お酒のヤバさは以下の記事でも紹介していますので参考にどうぞ。
お酒は「破滅」という名の毒物
本書では、お酒は「破滅」という名の毒物と表現しています。
お酒が我々に仕掛ける罠を、食虫植物とハエに例えて分かりやすく解説されています。
著書の主張の中で何度か出てきますが、
初めてお酒を飲んだときに美味しいと思ったか?
という質問です。
皆さん、はじめは美味しくないと思ったと思います。私もそうです。
つまり私たちは、「身体にとって悪いものだと気づいていた」、「毒だと分かっていた」ということです。
しかし、飲酒を繰り返しているうちに「お酒の罠」にはまってしまうという趣旨の説明はとても納得ができました。
本書を読むとお酒の正体が明らかになり、お酒を見る目が変わってくると思います。
お酒の罠を一つ一つ解き明かす
本書が次に説明しているのは、「お酒の罠」です。
合法であるがゆえに、社会で常識とされ、お酒の正体が隠されているということです。
例えば、
お酒を飲むと楽しくなる
ということが、常識ですが、お酒を飲むと本当に楽しくなるのでしょうか?
パーティーなど、お酒と共にある楽しい場は、お酒がもたらしてくれていると勘違いしがちです。
でも、パーティーでは、お酒を飲んでいない人でも楽しんでいますよね。
お酒が人を楽しませるなら、飲まない人は、飲んでいる人より楽しくないはずです。
でも、そうではないですよね。
楽しませているのはお酒ではない。
何より皆で集まって話したり、ゲームをしたりするのが楽しいのではないでしょうか。
楽しい場にお酒があったから、お酒が楽しませてくれたと勘違いさせられているのです。
考えて見てください。狭くて薄暗い部屋の中で一人でお酒を飲んでいる自分を。
楽しいですか?
パーティーの時のように笑いますか?
笑わないですよね。ですから、お酒はあなたを楽しませるものではないのです。
と、こういった感じで、
さまざまなお酒の常識を覆して、最後には、お酒を呑まなくて済むことがハッピーだと思わせてくれるのです。
きっと、皆さんも本書を読よめば禁酒の苦しみからあなたを救ってくれると思います。本書の中にも出てきますが、既に禁酒を始めている方も、考え方を大きく変えるチャンスなので、禁酒をしたいと思っている方には是非1度、目を通してもらいたい名著です。
kindle版もあります。
安く買いたい方は、ブックオフなどの他、Amazonや楽天でも中古を購入できますので、そちらもチェック見て下さい。
(参考)本書の口コミ
Amazonと楽天のレビューから、2つだけ口コミをご紹介します。
私も同じような感想を抱いています。
<Amazon>
本当にやめられた!
他の皆さんと同様、胡散臭いタイトルに半信半疑で読み始めました。
が、読み終わった時にはもう酒を飲みたくなくなっていました。
毎晩晩酌が辞められず、ワインのテイスティングが趣味のようになっていたのに。いや、実際にはその後2回飲酒を再開してしまったのですが、
その都度この本を読み直して今は1年間断酒できています。
酒量を減らす節酒は、完全に断酒するよりも遥かに難しいということも実感として分かりました。
タバコや麻薬と一緒で、「減らしながら続ける」って物凄く難しいんです。全員がこの本で断酒できるかというとそうではないでしょう。
お酒を飲むことが心の底から大好きだ!そう思っている人はやめられないかもしれませんが
酒の席で喧嘩して後悔したことがある人、二日酔いで失敗したことがある人、
常に自分の時間が足りないと思っている人、なんかは禁酒できると思います。
まぁでもお酒大好き!と思っている人もこの本を読めば、
「本当に自分は好きで呑んでいるのか?」と自信を持てなくなるはずです。毎晩晩酌している人は、断酒すると生まれ変われますよ。大袈裟でなく。
自分の人生を取り戻しましょう。
<楽天>
20歳頃からアルコールを飲む機会が多く、ここ最近では自宅でほぼ毎日仕事から帰宅してビールを飲んでいました。今までに何度もやめたいと思っていたけど、なかなかやめられず、やめられない自分が嫌いでした。アルコールで毎日顔が浮腫んでいることも凄く気になっていました。この本を試しにと思って読んでみると、本当に不思議ですが、本の半ばから飲む気すら無くなり、絶対に飲みたくなっていた週末も飲まずに過ごしました。もうすぐ2ヶ月、アルコールから開放されたことがとても嬉しいです。不思議と飲みたいと全く思わないんです。忘れていたといってもいいです。
体の変化も徐々にあり、顔のむくみ、目の充血なども薄れてきています。それらを実感するのも楽しくなりました。
その他のおすすめの禁酒関連本は以下記事で紹介していますので、参考にどうぞ。
<禁酒成功後に追記>
禁酒を考えている方は、私の禁酒・断酒日記が参考になると思います。実際にやったことや、考え方、コツ、雑感など記載しております。
以下記事「【禁酒日記:30日目】禁酒1か月達成。振り返りとやって良かったことや感想をお伝えします」で全体が分かるようになっていますので、ご興味がある方はどうぞ
ビールが止められない方に個人的に絶対おススメなのが、「ヴェリタスブロイ」です。私はこれで禁酒に成功したと言っても過言ではありません。
ノンアルコールビールについてはこちら「【禁酒日記:24日目】禁酒におすすめのノンアルコールビール ランキングを公開するよ」も参考にしてください。
禁酒23日目の結果
今日で3週間を超えて23日目です。
今日も問題なく、結果は「〇」です。
夕食など
今日の夕食は野菜たっぷり豆乳鍋でした。
今日のドリンクは、いつもの「ヴェリタスブロイ」とウィルキンソン炭酸を飲みました。
他にも、禁酒中におすすめのドリンクは以下記事で紹介しています。合わせてどうぞ。
短期的な目標の達成状況
本日までの目標の達成状況です。達成したものを取り消し線で消しています。
昨日3週間に到達したので、今日はなにも消すものがありません。
残り2つ引き続き頑張ります!!
・初日は飲まない
・2日続ける
・3日続ける
・5日続ける
・1週間続ける
・2週間続ける
・3週間続ける
・人間ドックまで飲まない
・但し、子供の誕生日だけは祝い酒を飲む
・ブログでうその報告は絶対しない(飲んでしまったら飲んだと書く)
体重と体脂肪率、血圧の測定
体重と体脂肪率、血圧などを測定し、どのように推移していくかを記録していきたいと思います。
体重 | 63.2kg |
体脂肪率 | 18.3% |
最高血圧 | 129 |
最低血圧 | 91 |
脈拍 | 64 |
禁酒23日目の変化
今日で22日目ですが、これといった変化はありません。
とにかく身体は快調ですし、体重も自然に落ちてきています。お酒から解放された幸せも感じています。
このまま続けていきたいです。